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2018年4月24日 (火)

気にしていたニュースを見て

 韓国GMは韓国政府の支援要請と労組側への譲歩交渉期限を今月20日としていたが、労組側が多少の妥協を見せたため、23日に期限が延長されていた。昨日、期限ぎりぎりの午後5時直前に労組側がさらに譲歩したため、暫定合意に漕ぎつけたそうだ。これで法定再建手続き(破綻して撤退の可能性が大)への危機が当面回避されたという。

 こんなところに落ち着くだろうと思ってはいたが、もしかしたら本当に破綻するのかと思ったりして注目していた。しかしさらなる進展(本当の合意)はしばらく先になりそうだ。とはいえ数多くの中小下請け納入業者はすでに破綻する会社が出始めていて、この状況の持続に耐えられるかどうか心配されているという。自動車産業は裾野が広い。それに解決が遅れるほど新型車種の韓国工場への投入の可能性が低下するという。すでに韓国工場から中国工場への振り替えの話が進展しているともいうが、まさかGM側のブラフではあるまい。

 労使が合意されれば採算がいまより改善されることは間違いないだろうが、いまのグローバル世界で競争するだけの生産性を確保できるかどうか危ういようだ。これが一企業の問題にとどまらないことも心配の種だろう。

 しかし日本の企業もさまざまな試練を乗り越えて鍛えられ、乗り越えたものだけが強くなって生きのびた。試練があるからこそ強くなるということもある。韓国の企業もその試練に直面しているということだろう。強くなるとそれに慢心して保身に走ったり、手抜きが始まったり、甚だしいときは不祥事を起こして危機に陥って・・・という繰り返しで企業も浮き沈みしていくもののようである。

 リタイアしたから他人事で、眺めている。

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コメント

おはようございます
アメリカのビックスリー自体韓国でも日本と同じようにあまり売れていないようですね。
アメリカのトランプ大統領もそれが不満だといいます。
しかし、日本で言える事ですが日本には自動車に関する貿易障壁がないのにあたかもあるかのように語るトランプ氏もずいぶん時代錯誤だなあ、と思います。現に日本ででかいツラをしているドイツ車を見ればそれは一目瞭然でしょう。アメリカも韓国や日本で売れる自動車を研究し、投入する事をどうしてしないのでしょうか?これではいかにも”殿様商売”です。
では、
shinzei拝

shinzei様
日本から見ていると、あたかも売れないのは買わない方が悪い、といっているようです。
歳をとると思い込みから抜けにくくなるものですが、もともと思い込みが強い人が歳をとると迷惑このうえないですね。
理屈が通用しなくなります。

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