会いに行く
昨日はちょっと遠出の散歩をして汗をかき、帰って着替えしてさっぱりした。なにをしたいこともなく、ただボンヤリしている自分から抜け出しかけていて、次から次に前向きな気持になる。
名古屋まで出掛けて雑用をすませて本屋に立ち寄る。目当ての本がなかったのに(出版情報が先行し、まだ店頭に届いていないらしい)いつも以上に両手に本を抱えていた。他に買いたいものもあったけれど、今月はこの本で予算をオーバーだ。こんなにたくさん誰が読むのだ!
数日前に大阪の親友に電話をして、来週初めに会うつもりだったが天気がよくない。大阪へ行くならその前に少しだけでも京都か奈良をうろつきたいのである。親友は65歳までしっかり働き、リタイアしてからも仕事をしている。その仕事の都合との調整も必要である。彼と一緒に旅をして語り合いたいのに、彼が仕事をしているからそれが叶わない。私は乱暴なことに「やめろ」などといったこともある。
私のわがままである。彼が正しい。彼は社会で自分の役割をとことん果たすのが当たり前だと考えている。私とは全く違う彼だからこそ私は彼に一目置いている。それでもつい自分の都合ばかり考えてしまう。昨晩電話して来週末に会うことになった。互いに自分の言いたいことを勝手にいう。いいながら相手の言っていることもちゃんと聞いている。同じことを同じ価値感で考えることもあるけれど、違うことも当然多い。私は他のひとが相手ならその違いが際だってくるとつい自分の考えの根拠を強調するところがあるが、訥々と話す彼の言い分を不思議に黙って聞いている自分がいる。
彼に一目置くことでいまの自分がある。ひとりよがりの修正がさほど抵抗なく可能なのだ。そういう意味で彼はかけがえのない存在で、友なのである。会うのが楽しみだ。
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もうすぐやってくる人は、自論や知識を喋りたくてしょうがない人です。偏り、思い込みが強くて聞いてるだけで気分が悪くなります。人間観察に徹しようと思いますがなかなか難しいです。
投稿: けんこう館 | 2018年5月26日 (土) 09時48分
けんこう館様
相手が自分の話を聞いてどう思っているのか全く分からない人というのがときどきいますね。
想像力が欠如しているのでしょう。
結局自分のことだけしか見えないのだと思いますが、大人になるとそのことを教えてくれる人はいません。
私もそうならないように気をつけたいです。
投稿: OKCHAN | 2018年5月26日 (土) 11時27分
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
奈良を歩くのなら一読するのも無駄ではないでしょう?
投稿: omachi | 2018年6月 6日 (水) 22時15分
omachi様
情報をありがとうございました。
紙の本でアップアップしている状態ですが、機会があれば拝見することにします。
投稿: OKCHAN | 2018年6月 7日 (木) 05時39分