日常がまた始まる
昨夕刻、十歳年上の長老、五歳年上の兄貴分の人との三人旅を終えて帰宅した。年齢は多少離れているが、長老が一番元気であるし、兄貴分の人が何ごとにも積極的でしかもうるさ型なので、外見はほとんど同じくらいの年齢の老人グループに見えたかもしれない。
私は、今回は運転手に徹して、金銭的な面も含めてすっかり長老と兄貴分の人に世話になってしまった。しかし鈍感で気の利かない私もそれなりに気は遣ったので、いささか疲れないことはなかった。疲れたのは、日頃が清貧閑居して暮らしているから、それとのギャップが大きい、少し贅沢な日々であったことも影響しているのかも知れない。
とはいえ、世界観が近いし知識がとても豊富な二人なので、話をしていても何がいいたいのか即座に分かり、なにか言っても撃てば打てば響くように答えが返ってくる。特に兄貴分の人は日本の歴史にとても詳しく、記憶力も良いので、地名に関連した歴史の蘊蓄が滔々と語られて飽きることがない。実に楽しい、中身の濃い時間を過ごすことが出来た。
昨年は兄貴分の人が体調を崩し気味で、三人旅はなかった。再開は大変嬉しい。長老もご機嫌で、「また声をかける」といってくれたのでそれに期待する。また甘えることになるが、気を遣われるのがなにより嫌いな二人なので、それで良いのだ。だから気を遣わないように(遣っているように見えないように)気をつければ良いのである。
今回は蔵王、吾妻、安達太良と山巡りをした。もちろんほとんど車で見晴らしの良いところに行き、眺めるばかりで大して歩いているわけではない。とにかく涼しく快適で、下界の猛暑から離れることが出来たのは幸いであった。帰ってみれば台風が来るという。それで少し涼しくなればよいのだが。
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