耐性菌
今朝のニュースで耐性菌の話しが取りあげられていた。抗生物質の出現で医学は飛躍的に進歩を遂げ、治すことが困難な病気が治るようになった。ところが抗生物質が過剰に使用されることで耐性菌が増え、将来その耐性菌によって数千万単位の死者が出るおそれがあるという。
安易に抗生物質を使用しないようにしよう、という取り組みを進めている医師たちが紹介されていたが、耐性菌の蔓延にどこまで歯止めがかけられるのだろうか。食用の家畜の飼料にはビタミン剤と共に抗生物質を混ぜているという話も聞いている。閉じられた狭い空間で飼育すれば運動不足となり、どうしても病気にかかりやすくなるから必要なのだというが、いまも使われているのだろうか。それなら人間が直接服用しなくても、間接的に抗生物質を取り込み続けているのではないか。
統計的な数値は知らないが、中国などでは一人あたりの抗生物質の消費量が信じられないほど多いという。それなら耐性菌は中国でこそいまに爆発的に蔓延するのではないか。そのような耐性菌が日本に持ち込まれる可能性はないのか。日本だけ抗生物質を控えていれば良いというわけではないだろう。人類が滅びるとしたらその一つの要因になるのかも知れない。
ウイルスには抗生物質は効かない。そのことを説明しているのに抗生物質を処方してくれという患者は多いという。直接的に効果は無くても抗生物質の必要な余病もないとはいえないから医師はなかなか断りにくいようだ。念のためならいいか、というわけだ。
抗生物質の濫用が問題だという実感は、耐性菌による病気が猖獗しないと得られないようだ。ある生物が滅びる理由のひとつが病によるものだったりする。遺伝子を調べてみると、ネアンデルタール人が滅びてホモサピエンスが生き残ったのも、その病に対する適応性の違いがあると明らかになってきている。もしかして遠くない将来に人類は耐性菌に適応して生きのびる新人類に世代交代するのかも知れない。
ブライアン・ウィルソンのライブを聴きながら、リビングに転がって南風を浴びながら斜めにベランダの空を見上げている。南側に白い雲が次々に湧き上がり、風に吹き千切れた雲がつぎつぎに北側に流れていく。気温はすでに30℃を超えたが、風もあるし湿度が低いのでじっとしていればそれほど暑く感じない。
夏だなあ。夏の日曜日だなあ。今日から七月なのだ。
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コメント
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おはようございます
先日は私の拙いブログを見ていただきありがとうございます。
中国だけではなくアメリカでも抗生物質の乱用が問題になっているようですね。
このままでは耐性菌で米中共倒れになるかもしれません・・・。
何事も薬というのは適正に使うということが大事なのですが・・・。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2018年7月 2日 (月) 06時44分
shinzei様
抵抗力のある人は助かることもあるらしいので、耐性菌の蔓延ですべての人が死ぬというわけではないようですが、年寄りは死ぬ率が高いでしょう。
となれば人間の寿命が短くなり、人口も減少することになるかも知れません。
人類にとっては大事(おおごと)ですが、地球にとっては疲労回復になるのかも知れません。
それで自分が地上から退場になるとしても仕方のないことかと思います。
投稿: OKCHAN | 2018年7月 2日 (月) 09時17分