音楽を聴く
特別に音楽好きではないが、それなりに好きな音楽があってそれを聴いて楽しんでいる。特に昨年来ハイレゾのデジタル音源の音楽のクリアさを知ってお粗末ながらそれなりの機器を揃えて、いままでで一番音楽を聴く時間が多くなっている。音楽を聴く装置は上を見れば青天井で、雑誌には何百万円のものなどがぞろぞろと掲載されている。
大音量で聴ける特別な部屋が準備できるわけではないから、マンションの隣人に迷惑をかけない程度の音量で鳴らせればいいので、環境と経済的な理由とがマッチした範囲でしか贅沢は出来ないのである。もともと持っているアンプやスピーカーを活かしながら音楽専用のコンポを一群と、AVのコンポの一群を三年ほどかけて構築した。たいした耳を持っているわけではないのでこれでおおむね満足している。
デジタル音楽、それもハイレゾを聴き始めてから、いままで全く分からなかったジャズの良さが少し分かるようになったのは自分でも意外だった。ジャズはいい音で聴くほど分かりやすいようだ。酒を飲みながら聴く綾戸智恵などぐっとくる。
NHKBSやWOWOWで音楽番組の放送がある。気にいったりなつかしいものはBD(ブルーレイディスク)に録画して観るが、新しい人はほとんど知らないので、どんな歌手なのかグループなのか分からないから聴くことはない。おおむねロック系は苦手である。雑誌で、衛星放送の音楽はデジタルでハイレゾの音質なのだと知った。
AVアンプを音楽用に細かく設定して聴いてみるとなるほど全く違う。いままで映画を観るための設定のままで聴いていたのだから宝の持ち腐れだったわけである。ジャズクラブのライブならそのように、大きなステージのライブならそのように設定すると臨場感がまるで違う。機械は使いこなさないとその良さを活かせない。
いまいろいろな音楽番組の録画のコレクションを始めた。映像を観るつもりがないことも多いので、ジャンルの範囲を拡げて試しに聴いてみて、いいと思ったものだけを残していくようにしている。朝聴いていたブライアン・ウィルソンはまあまあだったので残すことにした。この人は昔ビーチ・ボーイズのメンバーだった人だから古い。おじいちゃんばかりが集まった2016年のライブだが、聴きやすい。集めすぎるときりがないから、そこそこにするつもりだが。楽しみを楽しむ、音楽には楽しむということばが入っている。この歳になってそのことを初めて実感している。
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