サマータイム
面倒くさいのは嫌いである。面倒くさいのが好きな人は何か理由があるのだろうけれど、変わっていると思う。海外へ行くと時差があって、時計を変更しなければならないのが面倒だ。しかしこれは如何ともしがたいから受け入れる。そうでないと却って面倒になるのだから仕方がない。大きな国だとアメリカのように国内で時差が設けられていてややこしい。
ところがアメリカよりも大きな中国には時差がない。すべて北京時間である。私のような横着者には大変ありがたい。敦煌へ行ったとき、朝六時に朝食が食べたいと頼んだら、ホテルのひとに嫌がられた。当然である。実感としては早朝の四時頃に朝飯が食いたいといったのに近い。真っ暗であった。そのかわり、夜はなかなか暮れない。
EUがサマータイムを廃止する方向で検討中だと報じられていた。やはり面倒なのだろうなあと思う。メリットよりも面倒の方が大きいのであろうと想像する。いっそのこと中国のようにEU全体で時差をなくしたら面倒がなくていい。ところが日本では酷暑とオリンピックとを考慮してサマータイムを導入しようと検討しているという。おお、なんということであろう。
さまざまな識者がそれに異を唱えている。やはりサマータイムによるメリットよりも弊害が多いということだと思う。弊害とは何か、つまり面倒くさいということだろう。EUまでサマータイムをなくす方向だというのは何よりである。日本のサマータイム導入に反対する人も力付くことだろう。私はサマータイム導入によって何が良いのかほとんど理解できていないし、面倒なことは人一倍嫌いであるからありがたい。
朝早く起きる方がいいなら早起きすれば良いだけのことである。四時起きがつらいからサマータイムでそれを六時だと錯覚させても同じことではないか。学校や会社が始まるのを早くすれば良いのであって、世の中すべての時間をずらす必要はないだろう。私の考えは浅はかなのだろうか。
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