感動した
私は底が浅いからしばしば感動する。気持の底はくすぐられると感動するものである。
浜松のジャズフェスティバルに誘われて、さほどの知識もないままにヤマハホールのちょっと好い席でジャズのライブを聴かせてもらった。私の感動の底が二つほど抜けて、最後には涙がこぼれていた。心が震えるということを久しぶりに体感した。
適当に聞いたら途中で席を立とうなどと考えていたけれど、最後のセッションでは身体が前のめりになっていた。感動して不覚にも涙が出ていた。ふだんの私なら、そんな自分をバカではないかと叱咤するところだが、その私が感動で震えているのだからどうしようもない。
私は音楽が苦手で、小学校の縦笛さえまともに吹くことが出来なかった。高校のとき、さして親しくもない友人が、「俺はジャズが好きだからその道に進みたい」などと真剣に私に言うのでびっくりした。ジャズってなんだと思いながら、彼の剣幕になんだか強く感じるものがあったのをいまでも覚えている。
彼は多分父親が黒人だったのだと思う。スポーツは群を抜いて能力が高く、成績も悪くなかったけれど、ちょっと屈折していた。私は脳天気だから彼のその屈折をちっとも理解できず、彼の優れた能力を、そのまま「いいなあ!」と口にしたのである。ジャズにはそのときの思いが常につきまとう。
今回のフェスティバルに誘ってくれた友人もジャズに造詣が深いわけではなく、私が行くなら一緒に行こうということだったらしいが、彼も感動していた。私たちよりも聞かせたい友人がいないことはないのだが、今回は行って(つまり自分が体験して)よかったと心から思う。
フェスティバルが終わってから、浜松駅近くの店で飲みながらいろいろ話した。二人ともテンションが高くてなかなか切り上げることが出来なかった。楽しかった。
本当にありがとう。
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昨日は、ありがとうございました。楽しい時間を過ごせて感謝しています。また、ご一緒させてください。それにしても、感動しましたね。
投稿: かんちゃん | 2018年10月29日 (月) 05時50分
かんちゃんへ
誘って戴いてありがとうございました。
機会があれば拙宅へも一度お越し下さい。
投稿: OKCHAN | 2018年10月29日 (月) 10時55分