ネットニュースを拾い読みする(1)
韓国の徴用工問題について韓国最高裁が日本企業に賠償命令を出したことに関連して、日本で、そして韓国でそれがどう捉えられ、どういう反応をしているのか総覧してみた。11月2日の分だけでずいぶんたくさんあるし、これからも増えるだろう。
韓国最高裁は国際関係など考慮しないことはいままでも前例のあることなので驚かない。彼等は彼等の正義をもとに法律を解釈しているので、如何ともしようがないのである。彼等の正義は特定の国に行使されているように見えるが、悪に対して断固たる判断を下したと評価する人びとがいることも報道されている。韓国議会は反目しているはずの与党野党が口を揃えて今回の判決を高く評価していた。まことに反日はみごとに国を結束させる特効薬である。
しかし賠償命令を実行するのは韓国政府であるから、韓国政府がどういう判断をしてどのような行動をとるのか、それがまだ明らかではないので 「韓国は・・・」というのはまだ早いだろう。韓国政府だって日本との関係に損得を考えることもあるのだ(めったにないが)。
今回の新日鉄住金への訴訟に続いて、次は三菱重工への「女子挺身隊」判決が12月5日に光州の高裁で言い渡されることになっている。ハンギョレ新聞の記事の見出しは「死ぬ前に願いを叶えさせてほしい・・・勤労挺身隊被害女性の涙の訴え」である。彼女は三菱重工の名古屋航空製作所で働かされ、1944年末の昭和東海大地震で一緒に働いていた従姉妹を亡くしたそうだ。このときに勤労動員されていた多くの日本の女学生たちも亡くなっている。知多の半田市にあった中島飛行機でも多くの学徒動員された人たちが死んでいる。しかし地震は直接的な損害請求の理由としては如何なものか。
ところでこのようにいままでも次から次に訴えがあったところへ、今回の賠償命令の判決でさらに次から次に訴訟が起こされるに違いない。一説によると22万人だそうだ。一人1000万円で概算2.2兆円だという。それも当人ではなく、子供や孫でも訴えられるようだが本当だろうか。
韓国の弁護士はずいぶん忙しくなるに違いない。大変な特需が法曹界をうるおすわけで、連日裁判所はこれらの裁判で溢れかえるのだろう。ふつうの事件は隅に追いやられるに違いない。負けるはずはないのである。なにしろ正義はわれらにあると、そう国を挙げて信じているし、最高裁もそう判決したのだから。
そのフィーバーが当分韓国で続くだろう。捕らぬ狸の皮算用である。韓国にある日本の資産は次から次に接収されることになるのだろう。日本も韓国も朝日新聞に感謝しなければならない。
日本が韓国にある資産を失うことと2.2兆円を覚悟することと秤に掛けたら資産を失う方がずっとましであることは明白(だと思うが)だからその前提で日本は対応するしかないのであって、まさか中国のように日本人を人質にとって脅しをかけてくることはないと思うが・・・。
それにしても22万人が22万人であるかどうかなど誰にも分からない。韓国の国民のほとんどが被害者だと訴えるかも知れないし、北朝鮮も同調するし中国も金になるとわかればつぎつぎに名乗りを上げる者が出るだろう。なにしろ南京だけで30万人だから。
日本のある市民団体が、今回の判決を高く評価すると表明していた。ここにも正義の味方がいる。正義の味方はときにいやなものである。
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