打ち合わせがあったのか
医科大学の入試で合否にハンディを設けていたことがつぎつぎに明らかにされている。特に女子に対して減点していた事例が多い。試験は平等に評価することが前提のはずだから正しくないことをしていたのだ。
正しくないことだという認識が大学側にあったのだろうか。それぞれに言い訳をしている。言い訳をするということはそれが正しいことだと考えていたのであって、悪いことをしていたつもりがないということだろうか。世間的には悪いことでも本音のところでは仕方がなかったのだという気持がありそうだ。
女性は扱いにくく、特別扱いが必要でありながら平等を要求する、しからばこっそりとその分をハンディとして設けても当然ではないか、というのが医科大学側の思いのような気がする。時代錯誤であることは確かなのだが、不思議に思ったのは、そのようなハンディを設けたのが比較的に新しいように報じられていたことだ。
明治のむかしならそういうことは公然と行われていただろう。だからそれを乗り越えた女性医師は優秀な人が却って多かったかもしれない。しかし少なくとも戦後はそのようなことはなかったと信じたい。ところがそれが裏切られることになった。しかもそれが最近のある時期から始まったとしたら、何か理由があるのではないか。もしむかしからのことなら言い訳もそのように言うはずだろう。
どこかの大学でそのようなハンディを設けることにしたのを漏れ聞き、それに賛同して自発的に自分の大学でもそれを採り入れ、次々に波及したのか、それとも何らかの会合でひそかにそのへんを情報交換して一緒に始めたのか。「赤信号、一緒に渡ればこわくない」だったのか。
女性は扱いが難しく、特別扱いが必要なのに平等を要求する、と認識するのは時代錯誤である。男性中心の社会を前提にしているからである。そういう存在が女性なのであって、それを前提に社会のシステムを運用するのが現代では当然なのだ。その違いをハンディを設けて補整しようとするなど誰の創案なのだろう。それに「そうだそうだ」と乗った大学の担当者がいたわけである。
それとも、そう思わせてしまうほど扱いにくい女子医大生が多くて手を焼いていた大学関係者が多かったのだろうか。
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まだまだ男性に比べ選択肢が少ないため、頭の良い女性は医学部を目指す割合が多くなり、体力的な問題もあり、眼科・皮膚科が多くなるそうです。卒業後のバランス調整のために受験が利用されてる面もあるそうです。
定員に男性○○人、女○○人 としたら良さそうですが、また怒られそうです。(笑)
投稿: けんこう館 | 2018年12月11日 (火) 11時56分
けんこう館様
医科大学が言い訳にしたことばを、そのまま問題点として捉えて対策を検討するのも必要かも知れません。
医師としての歩留まりが悪いとか、労働時間が短くなりがちだというのなら、その分を補充すれば良いだけですから。
どちらにしても、けんこう館様が危惧するように、女権論者が噛みついてくることになりそうですが、そのような問題意識も必要なものの、それ以上に男女を問わず医師が社会で評価され、医師も生きがいが持てる社会になることが必要な気がします。
いまの医療過誤をこと立てて取りあげるマスコミのあり方は異常で、医師の意欲を削ぐことにつながっています。
特に産婦人科と小児科では医師不足が深刻であるのもそれが理由といわれています。
投稿: OKCHAN | 2018年12月11日 (火) 12時15分