ニュース拾い読み(2)
韓国で、最高裁の判事に逮捕状が請求されたという。徴用工裁判に関して遅延させたり証拠の採用に偏りがあったなどということらしいが、最高裁の判事に逮捕状が請求されるなどというのは前代未聞のことと報じられている。そもそも現職の大統領を引きずり下ろして懲役刑に処してしまうような国だから最高裁の裁判官も罪に問われるのは不思議ではないとはいえ、なんだか哀れである。
いまの政権に迎合すれば、次の政権から罪に問われるというのは韓国の宿痾のようなものか。要職に就くと、こういう目にあうというのが千年前からこの半島で繰り返されてきた歴史であることは、韓国の歴史ドラマを観れば良く分かる。あまりにも々パターンの繰り返しだからもう観る気がしないほどである。いまも現実に同じことをやっているし。
ブエノスアイレスの米中会談で、習近平がアメリカから1兆2千億ドルの輸入拡大を約束したと報じられている。凄い金額だが、何となにをいつからいつまでに買うのかが明らかでないので、いつものように中国の大風呂敷のその場限りのことばではないかなどと思ってしまう。とにかくトランプに成果を持たせないとどうなるのかこわくて形を整えたのだろう。
そもそも中国は世界中に金をばらまく約束をし続けていて、それを合計したらどれほどなのかそら恐ろしいほどである。いろいろな国が、約束してもいつまでたっても金が支払われないとつぎつぎに不平をもらしているという報道もよく見る。習近平はため込んだ中国の金を蕩尽し続ける金持ちの三代目のバカ息子のようだ。今回のアメリカとの約束にしてもがわだけ大きくて実質的な中身はわずかだったりして、却ってトランプの怒りの火に油を注ぎそうな気がする。
中国のメディアが、日本へ行く中国人観光客が増え続けているのに日本から中国に来る観光客は少しも増えていないと報じていた。以前桂林に行ったとき、ガイドのおばさんが「どんどん日本人観光客が減って、最盛期の10分の1になった」と嘆いていたのを思い出す。日本語ガイドはどこでも仕事が激減し、どんどん辞めている。
旅行会社のツアーのパンフレットの棚を見れば一目瞭然である。中国へのツアーはほんの少ししかない。企画を立てても人が集まらないのだそうだ。いま中国へ行こうという人は、たいてい中国が大好きな人ばかりである。そういう人は有名観光地はすでに何度も行っている。しかし有名観光地でなければツアーは組めない状態で、結局どうしても中国に行きたい人は割高になるけれど、自分で旅行会社と計画を組むことになる。私も何年かずっとそうしてきた。
その私でさえ現下の中国、そしてこれからしばらくの中国には行く気がしなくなっている。それなら中国へ行く日本人観光客が増えないどころか減るのは当然である。理由はたぶんこの報道をしたメディアも観光会社もよく分かっているのである。ほかに行くところがないわけではないし、中国へ行くのはいまはやめておくのがいいと日本の多くの人が思っている結果だろう。
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