ニュース雑感
年末にきての株の暴落の原因はいくつかあげられているが、私はマティス長官の解任が最も大きな理由ではないかと考えている。トランプ大統領は人間性に大きな問題を抱えた大統領であることは支持者以外の世界の人が感じていることだが、愚策ばかりともいえず結果オーライの政策もあって、そのことが経済にマイナスをもたらさずに済んできていた。
それはトランプ大統領周辺に少ないながら世界に対してのアメリカの役割を理解した側近がいて、トランプ大統領をコントロールしてきた結果だった。その最も大きな役割を担っていたのがマティス長官だったことは知る人は知る事実だった。そのマティスを解任に追い込んだことでアメリカ政府の、つまりアメリカそのものがどんなことになるのか予測が立たなくなった。
多分悲観的な状況になるだろうことはすでに兆候として現れだしている。株価は半年先を見越した変動を現すといわれるらしい。歯止めのきかなくなったトランプがなにを始めるか、やるべきでないことをつぎつぎに始めたり、優先的にやるべきことを後回しにしたりして、アメリカばかりではなく世界に災厄をもたらすかもしれないと世界が危惧したのが今回の株の暴落ではないか。
韓国は今回の日本の自衛隊哨戒機へのレーダー照射の事実をなかったこととして押し通すつもりのようである。日本側はデータを元に、つまり証拠を元に韓国に抗議している。なにしろ哨戒機である。そこにはあらゆるデータを測定するための測定器と解析のためのコンピュータが積まれているのである。
各務原の航空機の博物館で哨戒機の中を見学したが、機内のほとんどがコンピューターだった。その哨戒機が提示したデータを証拠として開示しているのであるからそれを否定するのは無理がある。ましてや哨戒機からの問い合わせが雑音でよく聞こえなかった、などという言い訳は噴飯物である。
日本は韓国と戦おうというつもりなどなく、誤りは誤りとして注意したはずが、そんなことはない、日本の言いがかりだ、という反論をされてしまった恰好である。これでは同じことが繰り返し起こるかもしれない。これは友好国の態度ではなく、敵国の態度でしかない。
韓国の国防部報道官の国内向けの説明を見ていて、ここで事実を認めて謝罪するとクビになってしまうのがこわい、と顔に書いているのが見えるようであった。それを見ていて、韓国はこれから急激に国として凋落するだろうと予感させてくれた。歴史をねじ曲げることと事実を否定することとの心性には同じ根があるのだろう。
事実を直視できず、それから顔を背けているとつぎつぎに惨事が起こることは過去に経験しているはずだが、歴史をねじ曲げ続けていると経験を活かすことができない。それは矜持を持たない弱者の態度である。
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