支持率アップのための陰謀?
今回の韓国駆逐艦のレーダー照射事件を機に多少日本人の反韓感情は増したと思うが、それが国内的に盛り上がりを見せていると云うほどではないことは日本にいれば分かる。現に年末年始の海外への旅行に出かける観光客へのインタビューでも、「韓国へ行って美味しいものをいっぱい食べてきまあす」などと云う女性客たちが笑って答えていたことでも明らかだ。
中国と違って、まさかいきなり身柄が拘束されるなどという心配は韓国についてはなさそうだ。もちろんいまどき韓国へ行くなどとはなにを考えているのだ、とお怒りの向きはあるかもしれないが、せいぜい愉しんできてください、行ってらっしゃい、というところである。
ところで韓国のメディアでは、今回の映像公開が安倍首相の指示だったらしいことから、「落ちかけている支持率を回復させるために日本側が問題を意図的に大きくしている」という意見が出始めているようだ。
なるほど、韓国では大統領の支持率が落ち始めると反日的な行動をエスカレートさせ、一時的にせよ支持率が回復することが多い。韓国の常套手段であることは日本側もお見通しであるけれど、不思議なことにそれが韓国ではいつでも何回でも通用する。
だから今回のことで安倍首相が支持率を回復させるためにあいまいにせずに問題化したのだ、といいたいらしい。しかしこの問題について韓国に怒る日本人はいても、だから安倍首相をこれからはいっそう支持しようなどと考える日本人がいるとは思えない。もしその可能性があるなら野党が黙っていないだろう。けれど野党が韓国側の意見に与すれば、忽ち支持がさらに低下するだろうことだけは間違いない気がする。さすがに今回は朝日新聞も韓国の肩を持つ気はないようである。
引っ込まない日本を韓国は初めて見てどう反応していいか分からないようだ。いままではたいていアメリカに裏でなだめられて、日本は歯ぎしりをしながら引き下がってきたが、マティス長官が今年限りとなったことで、アメリカにはそういう役割をする人物が不在なのだろう。そして多分これからもいない状態が続くのかもしれない。それはある意味で勝手におやんなさい、というアメリカのメッセージであり、同時に韓国が見捨てられつつあるということのようである。それが日本にとって善いことかどうかは分からないが、そういう時代が始まったということだろう。
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