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2019年2月16日 (土)

ドラマを楽しむ

 映画が好きななのはもちろん、ドラマも好きだ。本日は録りためた連続ドラマを一気観している。『小吉の女房』はNHKの時代劇。主演は勝小吉(勝海舟の父親・演じるのは古田新太)の妻、つまり勝海舟の母親であるお信役の沢口靖子。彼女の美しさとちょっと童女的な無垢な愛らしさが生きる役柄で、他愛ないけれど楽しめる。

『みかづき』もNHKの連続ドラマで、高橋一生と永作博美が主演、いま全盛の塾の、勃興期の頃からの話だけれど、それが家族と教育というテーマとなっていて面白い。高橋一生の軽みのあるキャラクターが重いテーマを楽しくさせてくれている。永作博美という人は、不思議な色気を感じさせる女優だと思う。女性にはこの魔力があるから男は女にかなわないことになっているのだ。

『トクサツガガガ』もNHKの連続ドラマ。予告編をたまたま見たときに面白そうだと思わなかったら観始めなかったところだ。コミカルなドラマで、妄想まじりの展開が、実は逆に現実以上にリアルであることで、たいへん出来の良い作品になっていると思う。主演の小柴風花がめちゃめちゃキュートで可愛い。そして共演の倉科カナはむかしから好きな女優だから見ていて楽しいのだ。

『カウンターパート 暗躍する分身』はWOWOWのアメリカのドラマ。不思議なエスピオナージで、まだ始まったばかり。あり得ない設定からドラマが展開するのに、つかみが絶妙で今後に期待している。

 何度も書いているが、いわゆるCM入りの民放ドラマはよほどのことがない限り、もう観る気がしない。CMがわずらわしいのはもちろんだが、CM挿入後の数秒間、CM前の部分を繰り返すのが不愉快でたまらない。二分前後のCMのあいだにCM前の話を思い出させようという親切心からだろうが、ニワトリではあるまいし、人をバカにするにもほどがある。ただの時間稼ぎにしても腹が立つのである。

 それに連続ドラマの回数が長すぎるのもいやだ。だから韓国や中国のドラマも回数が多すぎるから観ない。無理に回数を稼ごうとするから台詞が説明的になってつまらなくなるのだ。『科捜研の女』シリーズや『相棒』シリーズのように一話完結は良いが、それなりに背景の人間関係も語られているので、飛び飛びで観るとやはり違和感がある。しばらくみないともう観る気がしない。

 なんだか以前と同じことばかり書き足してしまった。とにかくNHKとWOWOWのドラマは、選べばかなり良いものが観られる。それにNHKの単発ドラマは特にあたりが多いので、逃さないようにしている。

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