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2019年6月10日 (月)

それほど忙しいのか

 旅行の報告は明日また続けるとして、今朝のニュースに思ったことを一つ。

 

 札幌の乳児が虐待死したことについて、札幌市の児童相談所の事態の把握、そして対応が不十分であるとしてマスコミに非難されているようである。確かにその通りのようにも思える。しかしその言い訳の中に、案外事態の深刻さの本質があるのかも知れないと感じた。

 

 児童相談所は児童虐待事件で常にやり玉に挙げられる。しかし児童相談所がかかえている案件はその人員と能力を遙かに超えているという話もすでに報じられている。児童相談所の所員がすべてベテランであり、使命感を持っているわけではない。たまたまそこに配属された人というのがけっこういるらしいのである。

 

 そんな中で、虐待の事例は山のようにある。そもそもは児童虐待が急に増えたわけではなく、昔からあったことで、実は多くが見逃されてきただけなようである。それが報道で取りあげられるようになり、あたかも増えているように見えているのだろう。

 決してあってはならないことだが、人知れず死んだ子供はたくさんいると私は思っている。むかしは口出しをする人が多かったが、時代が変わり、関わりを恐れてずっと見て見ぬふりをする人たちばかりになった。それが最近は警察も取りあげるようになったので、ちゃんと通報するようになったのだろう。

 そうなると児童相談所はかかえる案件が急増する。能力も人員も不足していれば、案件に優先順位をつけるしかない。今回警察に同行を求められたのにそれを断ったのは、ほかにもっと深刻に案件があったからではないか。それだけ忙しいのではないか。その判断の是非は結果でしか分からないところもあるだろう。

 児童相談所に虐待の責任があるかの如く偏った報道を続けるマスコミこそが、事態の本質を霞ませているのではないか。問題は対応しきれない児童相談所の現実のほうにあるのではないか。そしてそのことは多分関係者には自明のことのような気がする。しかしそう言えば、言い訳しているとマスコミは非難するだろう。誰かを悪者にして非難するのは気持ちが好いものである。しかし児童を虐待したのは子どもを持つ資格のない、子どもを虐殺した親なのである。社会が悪い、などと小賢しげに言う評論家が、今回もそんな親を一般化して、あたかも犠牲者のように語っていた。そうして同じような事件が再発する。そしてまたぞろ「二度とこのようなことが起きないように」と言う。

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