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2019年6月14日 (金)

佐伯泰英『いまだ行ならず上・下』(双葉文庫)

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 空也十番勝負 青春篇第五番だが、著者は体調を崩していて、続編はしばらく書かない意向だと巻末に書かれている。再開があるのかどうか。あの『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズの坂崎磐音の息子である坂崎空也の武者修行の旅を描いたこのシリーズだけが、多作でいくつものシリーズを書いている佐伯泰英の中から唯一読み続けているものだ。

 

 最近こういうエンターテインメントの本をあまり読む気がしなくて、買ったまま積んであったのだが、体調不良で気力が萎えているときにはちょうど良い。うつらうつらしながら読んでいるうちに上下二巻を読了していた。

 

 坂崎磐音を中心とする磐音ワールドにはなじみが生じているから居心地がいい。そこに新たに空也を中心とした世界が加わり共鳴していく。しかしそうなると書き込むことがどんどん増えていき収拾がつかなくなる。区切りは必要だろう。

 

 今回のラストの決闘シーンにはいつもの著者の冴が見られないように感じた。面白くないわけでもないし、迫力が無いわけでも無いが、いつもの佐伯泰英ほどではないと言うことだ。もしかするとこれで彼の本を再び手にすることはなくなるかも知れない・・・

 

 いやいや、シリーズの新しい本を書店で見れば買うだろうなあ。
ポチッとよろしく!

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コメント

この本あたりから 何か作者の冴えが見られないように私も思いました
最近は 辻堂魁さんに凝っています
体調がすぐれないとすべてに影響するんですね
作者の元気になることを願っています

イッペイ様
どうしたことだろうと思って読み終わって、あとがきを読んで始めて納得しました。
心配ですね。

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