正月で乱れたリズムを立て直す
日常と云っても、毎日が日曜日の日々なのであるが、それでも正月は別である。日常というものは、すべてをあるがままに、したくないことはせずに、したいことだけをしていれば破綻してしまう。それなりに枠を決めている。たとえば酒は夕方五時より前には飲まない。ほかにもいくつか自分なりにルールを決めている。
正月はそれらをすべて取り払い、朝から酒を飲み、したくないことはしない。その結果、正月五日ともなると酒瓶はたくさん転がり、家のなかは雑然とし、体重は数キロ増えると云う事になる。
本日六日は多くの現役の方々が出勤して仕事を始めているはずだ。それを思えば何の役にも立たない自分もスイッチを入れ直さなければならない。せっかく暮れに磨いたのに雑然としはじめた台所まわりを掃除し直し、部屋を整理する。読み散らかした本も棚に戻す。そうしてなんとなくさっぱりした。
閉め切った窓から射す日は温かい。一汗かいたあとにこたつでぼんやりしていたら、いつの間にかうたた寝していた。なんだか日向の猫みたいな気分だ。
しかしこの程度ではすまない。二三日酒を抜いて体重も落とさなければ・・・。今月中旬には長年別居中の戸籍上の妻のことで生じている懸案に対処するため行動を起こさなければならない。いままでの日常以上に少しテンションを上げていく必要があるのだ。それに今年はたぶん春から端役とはいえマンションの役の順番が来るはずで、もちろん引き受けることになる(断る理由がない)。一年ですむかどうか分からないが、公私ともにちょっとだけ忙しくなる。
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