楽しかった蔵開き
25日(土)は楽しみにしていた蔵開きの日だった。大阪、奈良、京都などからそのために毎年来る友人もいる。今回は千葉から一名新たに参加したが、それはもちろん私の弟で、友人達には初お目見えである。総勢七名、名古屋駅の金の時計の前に集合し、駅の高島屋のデパ地下でつまみの買い出し。毎年のことなので買うものはだいたい決まっている。手際よく購入して酒蔵のある場所までの名鉄電車に急ぐ。
目的地の駅からは歩いて30分以上かかる。雨のはずの天気予報が次第に好転し、ついに晴天になった。私の念が天に通じたようだ。田んぼが拡がる中の道路だから風がやや冷たいけれど、歩く距離もあるので却って心地良いくらいである。
蔵開きの酒のふるまいは一時からであるが、十二時前に到着。何しろ野天で飲むので、風の当たらない陽当たりの好い場所を確保しなければならないので早く来るのである。パレットや酒瓶を入れるケースをお借りして、自分たちの席を設営する。私がそのパレットに敷くビニールシートを持参することになっている。風で飛ばないようにビニールロープでくくって準備万端である。
待ち時間は多少手持ち無沙汰だが、それぞれ論客ばかりだからさまざまな話題で盛り上がる。もちろん酒が入ればそのテンションは一層高まるのである。
今年の新酒も出来がいい。桶から盧布で絞ったままの原酒をそのまま汲んでくれる。アルコール度数は二十度を超えるからふつうの日本酒のつもりで飲むと一気に酩酊する。少しゆっくりすぎるくらいがちょうど好い。日本酒というものがどれほど美味いものかといつも感激するのである。
むかしはオーバーペースで飲んで前後不覚になり、失敗したことがたびたびあった。みんなだんだん経験を重ねて自分なりのペースを摑んでいる。何しろ一人を除いてみな六十五歳以上である。無茶をしたら身体が持たない。
今年から完全予約制になったせいか、昨年までの異常な混雑はなかった。このくらいがちょうど好い。お陰で近年は三時終了で即打ち切りだったのに、延長して飲ませてもらえた。以前なら我々は最後まで腰を据えるグループだったが、適度なところで切り上げる。
そのあと名鉄名古屋の屋上階(まわりを囲ってある)で牡蠣のがんがん焼きを食べながらビールで飲み直す。ここでもさらに談論風発。楽しい一日を過ごすことが出来た。好い仲間がいることはしあわせである。弟もずっといままでも参加していたような受け入れられかたをしたので楽しそうであった。良かった良かった。
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コメント
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こんにちは
蔵開きですか・・・。実を言えば私はこの前の血液検査で血糖値が高い、と言われてしまい医者からも「甘いものを食べないのなら(私は辛口で甘いものはあまり飲み食いしません・・・)酒を減らせ。すぐにどうこうとは言えないけれどいずれは糖尿病だぞ」と散々脅されています・・・。
一族の中に糖尿病性昏睡で亡くなった人もいるので心配は去りません。断酒は無理でも医者の言う通り節酒に励もうと思っています・・・。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2020年1月27日 (月) 16時11分
shinzei様
私は糖尿病と診断されて15年ほどになります。
糖尿病もピンからキリまであって、最悪は失明したり腎臓がやられて透析が必要になったり、血管がやられて壊疽などになったりしますが、医師の治療を受けていればそれほど悪化はしません。
そのかわり血糖値のコントロールのための食事制限と投薬は一生続ける必要があります。
私の場合は肥満をコントロールしたことでいまは小康状態を維持しています。
節酒は仕方がないですね。
うまく附き合って下さい。
投稿: OKCHAN | 2020年1月27日 (月) 18時19分