ひきこもり
定年以後、娘のどん姫を追いだして(自立するようにお願いして)からは、ずっと独り暮らしである。私の独り暮らしは誰とも会話することがなく、ずっとひきこもっている状態であって、だから新型コロナウイルスでやむなくひきこもっている人たちが、その暮らしを「大変だ大変だ」と言うのを聞くけれど、私自身ははどうということもないと感じている。
ただ、それでもひきこもりに飽きれば車で遠出をして、知人友人と会ったり、見知らぬ人と話したりすることもあった。それすらも自粛しなければならないというのは、いわゆる個室の牢獄にいるようなもので、勝手気ままでいいとはいえ、いささかストレスがたまらないことはない。
連休中はいっそう自粛圧力が高まる気配である。そういうときは散らかり放題の家の中を片付けることにしようか、その合間に録りためた映画やドラマを集中的に観ようか、本も読もう、などとぼんやり考えている。やりたいこと、やらなければならないことは山のようにあるのだ。怠け者の私は怠け者であることをちゃんと自覚しているので、計画を立てるのが好きである。そうして計画を立てると、ものごとが片付いた気になってしまうところがある。
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