本日の雑感
照惠夫人の行動を野党議員が問題視することが多い。たしかに自分の行動が亭主の足を引っ張るかも知れないという斟酌が欠けていると私は感じるし、そう思う人も多いだろう。しかし夫人が独自にしている行動について首相の責任を問うというのも何だかなあ、とも思う。これでは照惠夫人という立派な大人が、あたかも未成年者で安倍首相が保護者であり、責任を取れない照惠夫人の責任をその保護者である安倍首相が負うべきだといっているようであり、なんとなく時代錯誤を感じる。
与党圧勝に終わった韓国総選挙について、新型コロナウイルスが流れを変えた、「文政権は本当に運が強い」という文春オンラインの見出しがあった。経済面の低下に対する批判や、例のタマネギ男の問題などで人気が落ちつつあり、与党の敗北もあり得るという見方もあったのにこの結果となったのは、新型コロナウイルスに対して韓国政府の対処がいまのところ奏功していることの結果であることはその通りなのだろう。
しかし文在寅政権がこれでレイムダック化の危機を乗り越え、逆にその政策が支持されたとして従来以上に親北化を推し進め、反日を強化定常化していき、財閥への圧力を強め、労組がますます先鋭化していくとすると、韓国国民にとっては運が良かったことになるのだろうか。世界が新型コロナウイルス禍で疲弊している中、韓国だけが回復しても輸出が回復することはおぼつかない。企業は疲弊し、失業は増大し、株価は下がり、通貨も下がり続け、外貨は激減するだろう。それに対して文在寅がいままでどおりの政策をとれば経済対策としては逆効果でしかない。
文在寅はその批判を受けないために検察に対してとことん反撃を推し進め、保身のための独裁化を謀るだろう。それが成功すれば引退しても歴代大統領のように哀れな末路を迎えずに済むからである。韓国国民は苦しんでも文在寅だけは「運がいい」ことになるのか。
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おはようございます
もうあの国は何度も申し上げてしまい、恐縮ですが「戦略的無視」と「対等な国と見做して監視を怠らない」しかないでしょう。無視と監視という、一見矛盾する政策ですが、つまりは「何をしてきても無視しながらもその”反日行動”については警戒を怠らない」です。
これはある”反安倍派”の方が述べておられたのですが「韓国が下手に日本を批判すれば、せっかく反安倍に傾いている国民が意固地になってまた安倍氏を選びかねない。もうあの国に言いたいことは『もう何も言わないでくれ』だ」ということです。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2020年4月19日 (日) 05時32分
shinzei様
韓国に対する反発と阿部首相支持はそこまで相関しているかどうかわかりませんが、韓国の動静はとても気になります。
気になるというのは無視できないということで、単なる嫌いということとは違うのかもしれません。
投稿: OKCHAN | 2020年4月19日 (日) 07時44分