言葉を飾る
言葉を飾る人間は、しばしば言葉だけが美しく内容が空疎であることを、過去たびたび見てきた。普通に日本語で語れる言葉をわざわざ横文字で語る人間が、私は不愉快である。いちいちカタカナ語辞典を引かないとならないから億劫でもある。意思疎通をわざわざ面倒にするその心性が理解できない。もちろん小池都知事のことを念頭にしている。
先日橋下徹氏が問題点は何であって、それに対していま自分が何をしなければならないのか、そのことが分かっていない政治家は無能である、と語っていた。東京都は問題だらけのようである。何しろさまざまなことが齟齬を来しているらしいのに、都知事は美辞麗句と横文字で人ごとのようなことばかりいう。指示を受けたものは馬鹿馬鹿しくてやっていられないのではないか。
こういう人間は現場を知らず、現場の悲鳴も聞く耳を持たないことが多いから、誰も真摯な報告をする気にならないものだ。こうして知事と現場が乖離したまま問題点は先送りされ、言葉だけが飾られている。これは西村大臣も同様に見える。これではコロナ禍は治まるどころか深刻な事態になりそうだ。みなそれをうすうす感じているのではないか。
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