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2021年1月 5日 (火)

映画音楽

 私が小学校五年生のときに我が家に初めてテレビがやってきた。その前にはラジオしかなかった。父は音楽にほとんど興味がなかったし、母は演歌が好きではないから、ラジオで聴く音楽は洋楽が多かった。その頃はアメリカ音楽よりも、ヨーロッパの音楽が多くて、ポップス調のシャンソンなどをよく聴いていた。それと同じくらい映画音楽もよく聴いた。『鉄道員』や『汚れなき悪戯』や『太陽がいっぱい』など、映画は見ていないのに音楽から想像してイメージを思い描いたりした。

 

 街に映画館が三つあって、そのひとつに洋画がときどきかかっていたけれど、私はもっぱら東映の時代劇専門だったから洋画は見たことがなかった。それに映画を自分の好きなだけ見ることが出来る時代でもなかった。小遣いらしい小遣いももらっていなかった。

 

 高校生の時に初めて洋画のロードショーというのを見た。グレゴリー・ペック主演、ソフィア・ローレン共演の『アラベスク』という映画で、その面白さに感激した。好きなだけ映画が見られるようになりたいと心から思った。

 

 オリビア・ハッシー(いまはオリビア・ハッセーというらしいが)とレナード・ホワイティング共演の『ロミオとジュリエット』は1968年制作だから、私が高校生時代に観た。映画に感激したのはもちろん、ニーノ・ロータの音楽が最高で、なけなしの金でSP版のサントラ盤を買った。サントラ盤というのを初めて知った。

 

 映画を夢中で見ていると、シーンと音楽が一緒に記憶される。音楽を聴けばその音楽のかかっていたシーンがまざまざと思い浮かんだりした。若いころは記憶力もあったし、それほどたくさんの映画を見ていないから印象も強かったのだろう。

 

 いまも映画音楽が好きで、ただし、比較的に古いものの映画音楽ではあるけれど、アルバムに西部劇やSFの特集が集められた全集版などをときどき聴いたりする。

 

 どうも音楽を映像的に聴いてしまうという傾向は、この映画音楽との関わりが影響しているようだ。

 

 それがデジタル音楽を聴くようになって、映像とはまったく切り離して音楽そのものが聴けるようになり、初めてジャズの良さが分かり始めた。

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コメント

若い時分は洋画を多く観た記憶があります。見終わればそのサントラ盤を購入し聴きました。
中でも「太陽がいっぱい」は大好きで、何度か映画を観ましたし、勿論、サントラ盤も持っています。
アランドロンが魅力的でした。
小さいまちですが、映画館はふたつありました。初めての洋画は「サウンド・オブ・ミュージック」。
冒頭のシーンが今でも忘れません。まるで自分が飛行機に乗っているような感じでした。
懐かしいです・・・

でんでん大将様
映画の話になると止まりません。
学生時代は金がないので昼飯を抜いて映画代に充てていました。
駅前の安い名画座で、古い映画をずいぶん観たものです。
一時期ミュージカルに凝って、「ウエストサイドストーリー」や「ファニーガール」に感激しました。
日本の映画も好きです。

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