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2021年12月26日 (日)

桜の匂い

 時間があった(しなければならないことはいろいろあるが、したいことがなかった)ので、少し古い『新日本風土記』の奥の細道がテーマの録画を観た。二度目か三度目だが、東北の大雪の情報で、東北の小旅行を楽しみたくなったのだ。その中で、堺田(宮城県と山形県の県境にある)の「封人の家」が出てくる。

 

  蚤虱(のみしらみ)、馬が尿するまくらもと

 

と芭蕉が句を詠んだところである。

 

 この「尿」を「しと」と読むか、「ばり」と読むか、古来論争になっている。この峠にさしかかる前、出羽国への入り口に「尿前(しとまえ)の関」があるので、「しと」が優勢らしいが、芭蕉が馬の小便に驚くというイメージからすると、「ばり」のほうを私は採る。

190711-69封人の家の馬小屋

 この番組で句を詠み上げるのは大地康雄で、芭蕉の句にとても似合っていた。大地康雄は「ばり」と読み、我が意を得た心地がした。

 

 ところでこの封人の家の前の道路を挟んだ駐車場から歩いて十分足らずのところに「堺田の分水嶺」がある。鳴子温泉によく湯治に行くので、そこからほど近い封人の家には三回ほど立ち寄っているが、その時にはついでに分水嶺を見に行くことにしている。陸羽西線の「堺田」駅のすぐ前である。

190711-46

 田んぼのなかを分水嶺まで歩く道の脇に、何本か桜の木があって、春、新葉がでるころそこを通るととても好い匂いがする。ソメイヨシノでは匂うことはないから、別の種類の桜なのだろう。桜餅の桜の葉の匂いだ。花が匂うというより葉が匂う。番組で封人の家を観たらその桜の匂いが匂ってきた。

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