『准教授・高槻彰良の推察 Season2』
民俗学者で、怪異を研究している准教授・高槻彰良がさまざまな怪異現象のからくりを暴いていく。Season1がそこそこおもしろかったので録画しておいて、全八話が完結したので一気に観た。「本物の怪異というものにはなかなかお目にかかれないものですね」というのが話の最後の主人公の常套句なのだが、その主人公と教え子の深町尚哉こそが常識では説明できない、ある意味で怪異の存在でもある。さまざまに仕掛けられた怪異のからくりを暴くことによって、本物の怪異に説得力を持たせていくという話の構成になっている。
今回は主人公の好敵手として、寺内一(小池徹平)という人物が登場する。それぞれ個別の話の背景にこの寺内一が関わっていることが次第に明らかになり、結末につながっていく。この話は全体として終結するが、主人公達の謎はまだわからないままで、さらに続編があることを予想させる。
一話が30分と短いので、おかしなひねりがないと同時に、無意味な理屈づけや無駄な展開もなくてすっきりしている。内容からいっていい長さである。
主人公の情報収集を担当する助手役を岡田結美が演じているが、意外に好演していて、いい味を出している。今後このドラマで重要な役割を演じることになりそうだ。
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