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2021年12月18日 (土)

始まったものは終わるものだけれど

 年度替わりにテレビ番組の改編が行われるのは恒例のことだけれど、早くもさまざまな番組の終了の情報や、終わるのではないかといううわさが飛び交っているようだ。民放のバラエティニュース番組などは終わろうがどうしようがどちらでも好いけれど、NHKの番組には楽しみに観ているものもあるので気になる。

 

『ためしてガッテン』や『生活笑百科』が打ち切りになる方向で検討されているという。『生活笑百科』はめったに観ないけれど、『ためしてガッテン』はテーマに興味があれば観ることにしているし、参考になることが多いので、本当なら残念だ。

 

 打ち切りを検討する理由というのが、視聴率はまだそこそこ高いけれど、観ている人は中高年者ばかりで、若い人の視聴率が低いからだという。

 

 そうしてネットニュース(ニュースというよりうわさレベルのようだが)は、同じような傾向の視聴率の、『ブラタモリ』や『鶴瓶の家族に乾杯』も危ういと報じている。『ブラタモリ』は私が放送を楽しみにしている番組であるから、これが本当なら残念と言うより腹が立つ。

 

 もしNHKが若い人の視聴率の低いことを打ち切りの基準とするというのが本当なら、それはNHKの自殺ではないかとさえ思う。そもそもNHKは高齢者に人気があって、若い人には人気がない傾向があるように思う。そしてそのNHKが若い人に迎合して作る番組は、たいてい高齢者にも若い人にもおもしろくない。そもそもNHKは高齢者に好まれる傾向があって、その層を手厚くしてこそ存在意味があることを自覚しないと、だれも観ないチャンネルになってしまう。

 

 若い人と高齢者は好みがちがうのであって、両方を狙うのはそもそも無理がある。希に両方に人気のある番組もあるけれど、そういう番組ばかり狙うと、外ればかり作ることになるおそれがある。現に中高年にそれなりの人気のある番組を若い人の視聴率が低いからと切り捨てるようなことをすれば、視聴する絶対数が減るだけのことだろうと思う。だからNHKの自殺だというのだ。

 

 個別のそのような話を少し遠くから眺めれば、忍耐の限度を超えつつある民法のCMの氾濫、中身の希薄化、それを真似するかのごときNHKの番宣の過剰など、テレビがテレビを観たくなくなるようにしているかのごとき様相を示している。テレビの時代の終焉を自ら招いている。私はテレビの始まった時代の子供であり、そうしてテレビの終焉を見ることになるのかも知れない。

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コメント

若い人のテレビ視聴時間が少なくなっています。そもそも地上波である必要もありません。電通などの広告代理店もそろそろ曲がり角に来ているように思います。

けんこう館様
CMを依頼する会社もどんどん様変わりしてきて、小さな会社が増えている気がします。
細切れにしてCM枠を埋めるから、陳腐なものも増えていて、見るに堪えません。
テレビ局も広告代理店もそろそろ退場が近いのかも知れません。
縮小化してローカル化していくだろうと思います。

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