注意される
今日は持病の糖尿病の定期検診日。昨日は夕方早めに軽い夕食を摂って、それからなにも口にしていないから空腹である。病院までの道のりがやや遠い。
病院の入り口で検温を受けるが、寒風の中を歩いてきたからLoの表示で、額やら首やら手首で測り直しても変わらない。・・・私は死んでいるのか。係のおじさん(たまたま看護師が忙しくて守衛のおじさんがかわりに測ったのである)が困っているから、「体温が高いなら感染の危険があるが、低いなら問題ないだろう」と笑いかけると、「あっ、そうか」と納得して通してくれた。考えてみれば寒風の中で冷えているはずなのに平熱ギリギリの方があぶないではないか。
衰えは足から来るというのは、とみに自分の体で実感しているところだが、病院で周りを見回せば、すり足よろよろ足の老人がひしめいている。ああなるのをなるべく先延ばしにしなければなあ、と他人を見てあらためて思う。
いつも感じるのだが、周りが見えていない人がときどき目につく。声高にうるさい人、人の通る道の真ん中に立ち止まってぼんやりしている人、列んでいる行列にあわよくば割り込もうとしている人。若い人のしつけがなっていないなどと怒る年寄りもいるけれど、年寄りだって他人が見えない人がけっこういる。鈍感さでは年寄りの方がひどいかも知れない。体だけではなくあたまの方も衰えているのかも知れないが、もともとそうだという気もする。
血液検査の結果は、ヘモグロビンA1cが7.1と数年ぶりに7を超えていた。医師は眉をしかめて、「いけませんねえ、このままでは心配です」と注意された。・・・たしかに私も心配です。「もう少し体を動かして過食や多量の飲酒は控えなさい」とのご託宣である。こころします。検診日にはいつも本気でそう思うのだけどなあ。
病院はずいぶん混んでいたのに案外早く診察が終わり、薬局も混んでいたわりに早く済んだのでいつもより一時間も早く帰宅できた。
昼は作る手間を惜しみ、弁当を購入して食べた。時間に余裕が出来たので、妻の病院に電話した。今度の病院は入院費などの請求書は郵送されず、電話で問い合わせて確認し、連絡して病院へ支払いに行くシステムだ。請求書の郵送の経費が節減できるし、別の雑費もまとめて払えるので電話は面倒だが前の病院より楽である。
午後車で病院に行き、会計を済ませてすっきりした。
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コメント
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こんばんは
今日は私のつまらない駄文を見ていただきありがとうございます。
私も今週の金曜日午後に仕事はもちろん半ドンで横須賀の病院に行きます。まあ、退院以来2回目の医者で、検査も血液検査だけになるそうですが、前回血糖値が高めだと言われてまた新しい不安を抱え込む羽目になりました。今は飲酒もせず、甘いものも控え(但し果物は果糖で糖分なのですが食べます)務めて野菜ばかり食べていますが今までの不摂生の結果はなかなか改善されないようです。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2021年12月13日 (月) 20時12分
shinzei様
私の現役時代の不摂生は、常軌を逸していました。
γ-GTPなどは200~400が普通でした。
肝硬変寸前でしたから、いまはずいぶん健康になりましたし、昔のような無茶はもちろんしたくても出来ません。
いまの血糖値も、内心では高をくくっているところがあり、それが医者にはわかるので、注意されたのだと思います。
投稿: OKCHAN | 2021年12月13日 (月) 20時30分