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2021年12月18日 (土)

神の見えざる手か必然か

 日本の2019年の出生率は1.38、これでもひところよりは若干増えているが、世界のなかでは190位以下という、極めて低い数字で、2020年、2021年とコロナ禍でさらに低い数字になることが間違いなさそうで、少子高齢化はさらに進むだろう。

 

 その極めて低い出生率の日本とくらべても、韓国の出生率は世界でも突出して低いのはいかなる理由があるのだろうか。韓国の2019年の出生率は0.84、2020年は0.7、2021年は0.6代になるらしいと韓国の当局が公表している。当局はコロナ禍を理由としての低下を語るが、それ以前から低いので、少子高齢化は急加速し、日本をたちまち追い越すことになるだろう。こういうことはどんな適切な手を打ったとしても、その効果が出るまでにかなりの時間を要するものだし、その理由が明確でないと、適切な手も打てない。そして理由が明らかでも手の打てるものであるかどうか、それが問題だ。

 

 韓国は儒教的な世界観の国といわれてきたが、それでもその儒教的思想のくびきからいまの若い人は脱しつつあるように見える。しかしそれでも結婚せずに子供を産むことへの抵抗は根強くあるのだそうだ。そうして、若い人の就職難は中高年者の倍近く、しかも結婚に必須と言われる住宅は、特に都市部で高騰して、生涯働いても買えない高嶺の花になっている。しかもソウルなどの首都圏への人口集中は日本よりもすさまじい。

 

 就職できない、出来ても住宅は買えない、住宅が買えなければ結婚できない、結婚できなければ子供は産めない、というないないつながりの結果がこの出生率の異常な低さにつながっているということのようだ。

 

 翻って日本はどうなのだろう。ないないつながりの連鎖を打破する方策は講じられているのだろうか。韓国とくらべて安心しているときではない。大いに他山の石とすべきだろう。

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