なくなったのかと思った
大学から定期的に広報誌が送られてくる。最近は会費も払っていないのに、打ち切られることもなく送られてくる。申し訳ないことであるが、未納の会費を納めるつもりはない。
その冊子の最後に、寮の跡地の桜というキャプションつきの写真が掲載されていた。えっ、寮はなくなってしまったのか。中には入らなかったけれど、最後に寮の前まで行ったのはもう二十年も前のことである。在学中はその寮に暮らしていたが、その当時はまだ出来てそれほど経っていなくてしっかりした四階建ての建物だったが、とうぜん老朽化していただろうと思う。本来なら建て替えられているだろうと思ったのに「跡地」とは・・・。
そこでネットで調べてみると、寮生募集はされているようなのである。地図と寮の写真が掲載されていたのでよく見ると、場所が移動していた。以前は一棟だったのが、三棟になっていた。入寮数も多くなっている。私の時代は二人部屋が基本だったが、たぶんいまは一人部屋だろうと思う。
卒業してしばらくは後輩もいたので何度か定期的に立ち寄った。その後名古屋へ移ってからはほとんど行っていない。旅に出かけて近くを通ったときに遠目に見るだけだった。最後に見に行ったときは新庄の叔母を訪ねる用事があって両親を連れていた。たぶんもう寮を訪ねることはないけれど、雪に閉じ込められた長い冬の生活とバカ酒とたばこの煙を思い出した。私はたばこを吸わない。百数十人の寮生でたばこを吸わないのは私だけだった。
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