手元不如意
「手元」とは、手が届く範囲、自分の周りを指すことばだが、腕前やものの手さばきのことを指すことばでもある。「不如意」とは思うままにならないこと、さらに家計が苦しいことを言う。だから手元不如意とはお金がなくて生活がままならぬことを言うのが普通だ。
好みのシャツのボタンが緩んでいたのでボタンを付け直した。三カ所緩んでいたから三つも付け直した。まず針に糸が通らない。しばらく悪戦苦闘した。ようやく針に糸を通し、ボタンをつけ始めたが、手が定まらない。その時に「手元不如意」ということばが頭に浮かんだのである。この場合は、手さばきが自分の意の通りにならないという意味である。ふるえると言うほどのこともないものの、針がどこへ刺さるかあやしい、刺したいボタンをつける穴に上手く通らない。表側はそれらしく見えるように留められたが、裏を見るとあちこちにばらついている。
しかしよくしたもので、二つ目になるとずっと手際が良くなってきて、三つ目になるとスムーズに、しかもきれいにボタンをつけることが出来た。これならまたボタンをつけるときは大丈夫だ。しかしもう緩んだボタンはない。しばらくしたら、また「手元不如意」に戻るだろう。
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コメント
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OKCHAN さん
針に糸通しは難しいので、最近の針は先が割れていて糸をひっかけるとできますよ。
100均で買えます。
↓
https://www.monotaro.com/g/04274634/?utm_id=y_das&utm_source=Overture&utm_medium=cpc&utm_campaign=880165_6493042489&utm_content=76064501177&utm
移動で見てね。
これなら裁縫ができます。
お試しください。
投稿: ちかよ | 2021年12月24日 (金) 07時01分
ちかよ様
糸を通すのに苦労しましたし、次にうまく出来るか自信がありません。
さっそく百均に行って探してみます。
それだけ苦労している人が多いということなのでしょうね。
よくわかります。
投稿: OKCHAN | 2021年12月24日 (金) 09時13分