« もう一度 | トップページ | アメリカは愚かか »

2022年3月30日 (水)

ドラマ三昧

 主にミステリードラマを楽しんでいる。あのトマス・ハリス原作の傑作ミステリー映画、『羊たちの沈黙』の主人公、クラリス・スターリングの、あのバッファロー・ビル事件の後の活躍を描いた全13話の『クラリス』というドラマがついに完結した。おぞましい猟奇殺人事件とみられた連続殺人事件には、実は背後に大きな陰謀が隠されていた。それをFBIのバイキャップというグループが追う。政界や経済界、警察組織内からもさまざまな妨害があって捜査は難航を極める。例によってクラリスは単独行で真相に迫って上司を困惑させるが、次第にバイキャップは団結をしていく。クラリスの生い立ち、そこに潜められているトラウマが浮上していくというストーリーも並行して描かれ、それを乗り越え、事件も解決したあとのラストが感動的だった。終わったのが残念。

 

 全10話のノルウエーのミステリードラマ『刑事ヴィスティング 殺人鬼の足跡』も、重厚でリアルな展開を楽しめた。前半の5話では、遺棄されていた遺体の持ち物に、アメリカで連続殺人事件の犯行を重ねた男の指紋が発見され、犯人がノルウエーに潜入している可能性が浮上する。FBIから二人の捜査官が派遣されてくる。ノルウエー側の捜査をまとめるのはヴィスティング。いかつい男だが捜査班には信頼されている。FBIの捜査官のひとりが、あの『マトリックス』で美しい黒のボディコンを身につけたトリニティ役を演じたキャリー・アン・モスである。

 

 FBIの指摘により、過去の失踪事件を洗い直していくと、続々と類似の事件の可能性が浮かび上がってくる。ついには隣接するスウェーデンにも被害者がいる可能性まで出てくる。この犯人は他人になりすまして潜伏する。それを手がかりに犯人を絞り込んでいく。そして事件とは無関係とみられていた老人の孤独死を記事にするために独自に調べていたヴィスティングの娘の女性記者が、思わぬ手がかりを発見するのだが・・・。

 

 前半の事件が解決してFBIが去ったあと、17年前の事件捜査に違法(証拠のねつ造)があったとしてヴィスティングが捜査を外され、罪に問われる事態となる。そして連続殺人犯の捜査では解決できなかった事件が浮上してくるが、リーダーを欠いた捜査班は上手く機能しない。全ての権限を失ったヴィスティングが、個人としてその事件を追い、さらに自分を陥れた者について真相を暴いていく。かなりハラハラドキドキさせられるが、その意外な犯人の動機に怒りを覚えさせられる。

 

 北欧ドラマ特有の、全体として重くて暗いドラマだけれど、私はその雰囲気が好きだ。それにしても若い女性というのはどうしてこうも親の気持ちがわからないのか、と思うが、だから事件は起きるので、そうでないとドラマにならない。

 

 他に日本の連続ドラマ、WOWOWオリジナルの『ヒル』、『正体』、『邪神の天秤 公安分析班』もそれぞれ終盤に近づいた。またまとめて感想を記したい。

« もう一度 | トップページ | アメリカは愚かか »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« もう一度 | トップページ | アメリカは愚かか »

2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリー

  • アニメ・コミック
  • ウェブログ・ココログ関連
  • グルメ・クッキング
  • スポーツ
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • 住まい・インテリア
  • 心と体
  • 携帯・デジカメ
  • 文化・芸術
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 経済・政治・国際
  • 芸能・アイドル
  • 趣味
  • 音楽
無料ブログはココログ

ウェブページ