人間至上主義革命
ある本(『ホモ・デウス(下)』を読んでいて、その中の「人間至上主義革命」という言葉にいろいろと感じることがあった。書かれている内容の、大海のように広く深い意味の、そのほんのひとしずくを見ているだけではあるが、現代というものを視るための一つのキーワードだと思う。
西洋では科学というもの、科学的思考というものが宗教から発している。宗教は人知を超えた神、宇宙の意志のもとに人間は活かされているという考え方だったが、次第に科学的思考は、人間の理性、人間の知性を基本として展開されるようになっていった。
だから民主主義であり、市場原理であり、お客様は神様なのだなと思う。そうしてプーチンは正義の名の下にウクライナに侵攻している。
その私の受け取り方(つまり認識の仕方)についてはまだよく考えていないから、直観的なものなので上手く説明できない。人間を信じるから、人間は信じられないことをするに至ったのか。
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