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2022年3月 5日 (土)

原因と責任

 しばしば今回のロシアによるウクライナ侵略には、ロシアだけではなく、ウクライナのロシアに対する対応のまずさもあったと指摘する人がいる。戦争に至る原因にはいろいろな要因があって、その指摘が間違っているとは私も思わない。単純に、侵略したのはロシアだからロシアだけが悪いと言って済ますのは、戦争の収め方に対して有害であるかも知れない。ロシアに戦争をやめさせるにはロシアの言い分も聞く必要があるというのは正論である。

 

 テレビやネットの情報だけからの判断だから、私の認識には偏りがあるかも知れない。そもそも偏りのない認識などというのはないともいえるけれど、それでも過去の歴史を多少は囓った上で、情報にはどれだけのバイアスがかかるのか知らないわけではない。その上で今回のロシアのウクライナ侵略を見れば、九割方ロシアに非があることは明らかに思える。

 

 ウクライナにも問題があった、とあえて逆張りをして話題受けを狙う鳩山某やそのたぐいの連中の論には、ウクライナにあった不手際と、ロシアの理不尽な暴挙をあたかも釣り合った天秤のように語っているように見えて、私には不快である。その意図がなくてもロシアの擁護にしか聞こえない。

 

 そのくらいのことは、多くのまともな人にはわかっているからウクライナを支援し、ロシアを非難しているのである。それが証拠に、中立を国是としてきたスイス、フィンランド、スウェーデンですらウクライナ支援に動いている。近年ロシアに依存度を高めていたトルコでさえ今回はロシアに与(くみ)しない姿勢を示している。インドの場合は、当面の敵の中国の脅威を考慮してのあいまいな態度だと理解できる。だからロシアに与しようとしているわけでもなくロシア支援もしないだろうし、クアッドにはそのまま参加するのはとうぜんだろう。

 

 恥ずかしいのは北方領土問題があるからロシアに融和的な態度をとったほうが好いのではないか、などという論者や、サハリン1やサハリン2に対する投資の引き上げを逡巡している政財界の態度だ。ことここに至っては、一度ご破算にするしかないのは明らかで、逡巡するのは道義より利益だと表明することに他ならない。それで中国や韓国がどさくさ紛れに利益を上げたらあげたでよいではないか。そのような国はともに語る資格はないし、将来もない。損をするときは損をすることも必要で、その判断を遅らせるとそれ以上の損失を生むのを散々経験してきたのではなかったか。みなじっくりと「検討(by岸田首相)」しているのだろう。

 

 みずからはあまり損をしないようにして、ヨーロッパや日本に負担を押しつけるようなバイデンの態度は、アメリカを無能力な国だと知らしめ、ますます衰退させることになるだろう。彼は耄碌してそのことに気がついていないし、うしろでただ無気力無意味に拍手している副大統領のアホ面を見ていると、アメリカも堕ちたものだと思う。この副大統領が国の内外でなにか役割を演じたのを全く見聞きしないのはどうしたことか。おそろしいことにバイデンが倒れたらこの人が大統領である。出番を待っている中国は、それを見てわくわくしているだろう。

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