幽明の境目があいまいに
幽明境を異にする、などという。幽とは冥(くら)いところという意味で、あの世のこと、明はこの世のことをいう。知っている人が亡くなってしまったときなどに使う言葉だ。
宝田明が亡くなった。それほど好きだったひとでもないが、ああ、まだ生きていたのかという思いもある。そういうことがずいぶん続いていて、誰が生きていて、誰が死んだのか、だんだん区別がつかなくなってきた。会社のOB会で発行している定期便があり、そこに訃報などの消息欄がある。しっかり記憶していないと、とんでもない勘違いをしたりする。
どうして幽明の境目があやふやになってきたのか、あまり考えないことにしている。
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