インド映画『ダルバール 復讐人』2020年
この映画の善し悪し、出来不出来を語る資格は私にはない。なにしろ159分の長い映画の一時間ほどしか観ていないからだ。インド映画は盛りだくさんで長い。豪華絢爛、にぎやかな音楽と突然の集団演舞、そのキレのいい演舞に圧倒される。そのエネルギーに私はついて行けない。何回かインド映画に挑戦したが、ついに最後まで見届けたものがない。インド映画には嫌われているようだから、もう挑戦するのはやめることにする。
一時期ミュージカル映画に夢中になったことがあるくらいだから、劇中で踊るシーンがあることを否定などしない。インド映画が合わないのはそういうことではないようだ。
バリ島に行ってケチャを生で観た。前々から是非観たいと思っていたので、感激したし面白かった。演目はインドの長編古典叙事詩『ラーマーヤナ』の一部である。ここでも歌と踊りによってストーリーが展開されていく。たぶんそのような演劇がインドを源流としてあるのだろうと、勝手に推測している。
インドという国の異質さを思い知らされた気がする。その異質さに私はついて行けないのだ。
ケチャはこのような遠景の階段状の観客が見下ろす広場で演じられる。
この舞台がどんなところかというと、
こんな断崖の上にある。
日が落ちてくるとケチャが始まる。歌声が響き渡ると不思議な空間があたりを支配する。
ラーマーヤナの物語が繰り広げられる。けっこう長い。機会があれば、ぜひ観て欲しいと思う。
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