持ち直しているのならけっこうなことなのだが
有効求人倍率が上昇を続けている。失業率はもちろん低下していて、コロナ禍前に戻りつつあるという。特に観光業の求人数の回復が顕著なようだ。耐えきれなかったところは残念だが、我慢に我慢を続けてきた業界に光が戻りつつあるのは喜ばしい。
ようやく疲れがとれて、週末から久しぶりに千葉の弟や妹に会いに行く気になった。ついでに北関東の友人にも会おうかと思う。さらにそのついでにその北関東の温泉にでもゆっくり浸かってこようと考えた。いつも泊まるお値打ちの宿をじゃらんから予約しようとしたら予約のリストにない。理由は二つ考えられる。一つはすでに予約が満杯であること、もうひとつは混んできたから効率の悪いひとり旅を受け付けなくなっているということである。後者の可能性が高い。
試しにそれ以外の地区の宿も含めていろいろ物色したら、なじみの行きつけのところがたいていそういう状態になっている。格安のトイレなしの部屋の宿はそこそこある。たいてい居心地もあまりよくない。あまりぜいたくではないが、トイレがついているお目当ての中堅クラスの宿が予約が多くて、残念ながらなかなか予約できないようだ。逆にちょっとぜいたくすぎる高い宿は取りやすそうだ。そうして全体として朝夕食つきの宿泊費が二割以上高くなっている感じがする。
定宿から少し離れているが、ようやくこれなら良さそうだと思う宿を見つけたので予約した。この宿はトイレ付きだが、行き当たりばったりの長旅をしようと思ったら、これからしばらくトイレなしの安宿を泊まり歩くことを覚悟しなければならないかもしれない。宿から観れば客が増えてけっこうなことだが、独り旅中心の私にはありがたくない。
それほど広くなくて食事もぜいたくでなくていいから、独り旅でトイレ付きの値打ちに泊まれる宿があるといいなあ。年寄りは気兼ねなくゆっくり部屋のトイレを使いたいはずである。これからは独り暮らしの年寄りが老後の楽しみで旅をすることが増えるだろうし、現に私が旅をしていても、そういう独り旅の人は多い。それをターゲットにしたらあたると思うけれどなあ。そういう年寄りはリピーターになる可能性も高いはずだ。
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