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2022年6月28日 (火)

読みやすい文章と読みにくい文章

 読みやすい文章と読みにくい文章がある。読むに堪えない下手な文章という意味ではなく(そういうのは論外なので、ひと囓りしたらすぐ読むのをやめる)、平易で読みやすいはずなのに読み進めにくいものと、わからない言葉がしばしば出てくるのに読み進めやすい文章とがあるのだ。こうなると私との相性というしかない。

 

 いま読み進めている川端康成の随筆集は、その読みにくい方であり、読み始めたばかりの島崎藤村の随筆集は読みやすい。読んでいてその書かれていることに感応しやすいものと、しばし屈折してからでなければ感応できない違いとでもいおうか。

 

 木曽路をしばしば訪ねている。二時間足らずで行けるから、妻籠や馬籠は何度行ったか数え切れないほどだ。そこは島崎藤村の出身地でもある。馬籠宿の藤村記念館も何度か立ち寄った。島崎藤村については人物的に問題があるという認識が拭いきれない。同居した姪と関係を持ち、こどもまで産ませたというのは尋常ではない。それなのに私が発語障害を起こさないために朗読するのは、徳冨蘆花の『自然と人生』であり、島崎藤村の詩集なのである。詩に鈍である私が、藤村の詩には心が動くのである。

 

 藤村の随筆集の冒頭に『言葉の術』という文章が収められていて、そこでいろいろと連想したが、上手くまとまらないので、次回にそのことを書こうと思う。

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