映画『マスカレード』
2021年アメリカ映画。物語の進行をバラバラに解体して並べ直し、観客をミスリードするというトリック映画。銃で撃たれて瀕死の少女が執念でドアの外に這い出してくるラストシーンで、あっと驚かないともったいないのだが。その最後のシーンでも、少なくない人がその意味が理解できなかったかもしれない。
伏線が散りばめられ、おかしいな、と思うような場面もあるのだが、そこに不審を抱きかけるとインパクトのある別のシーンが被さって、そのままだまされるしかけになっている。こういう映画は種が明かされるとそれきりだが、それでもその不審に感じたところの意味を辿り直してみたいと思わせるところがあって、出来は悪くない。
似たようなトリック映画を少し前に観たのだけれど、題名を忘れてしまった。
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