« 疲れる | トップページ | 本日多用 »

2022年6月16日 (木)

ジェンダーギャップ

 日本はジェンダーギャップ、つまり男女間格差の解消が世界でも最も遅れている国のひとつとみなされている。それは見かけ上の女性の社会進出や待遇の差を数値化してみているので、日本の実態とは違うのではないかと私は考えていた。日本の女性はそれほど不遇に思えないし、積極的に私の廻りの女性が不満を語っているのを聞かないからだ。

 

 だが、見方を変えると、確かに日本社会は遅れているかもしれないと思うこともある。

 

 日本の若者が結婚したがらないでその結果が少子化につながっている。その若者、特に男性の意識の中に、旧態依然たる、さだまさしの『関白宣言』的な結婚生活を夢見ている者が多いらしい。そして女性もたぶん男はそういうものを結婚生活に求めているらしいと感づいている。それを受け入れる気のない女性はとうぜん結婚を回避するようになるだろう。そして夢見る男性の多くは結婚からあぶれていくだろう。

 

 誰がそのような意識の刷り込みをしたのか。たぶん若者達の両親だろう。息子や娘に結婚して欲しいと願う両親の思い描く結婚が、時代錯誤を継続させているのだと思う。こども離れの出来ない親が結果的にこどもに固定観念を植え付けているのではないか。

 

 自由であるべきところが、自分さえよければいいという自分勝手にすり替わり、自分が可愛い、自分が誰より大事、そしてそんな自分を誉めてやりたい人の群れが、自分に合った会社、自分に合った人を求めているのが今の日本社会のように見える。ときに相手に合わせることが必要だということを教えられずに育った人たちは、「好きなひとに出逢えない」と嘆いてみせる(実際にそう語る若者をテレビで観た)。好きなひとに出逢うのではなく、出会った人を知ることで好きになるのは言うまでもない。「自分に合った会社」や「好きなひと」が、探せばどこかにあると、こどもみたいに考えているのだろうか。

 

 そんな日本が、日本人が、違いを受け入れることでしか解消できないジェンダーギャップを乗り越えられるわけがないなあ、などと思う。実質的に破綻した結婚生活をしている私が言うことではないが。 

« 疲れる | トップページ | 本日多用 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

給料を嫁に召し上げられ、わずかな小遣いで日々過ごしている男性は多くいます。鵜飼の鵜のようなジェンダーギャップにも目を向けてほしいものです。

けんこう館様
海外では家計を男性が握っているのが一般的だと聞いています。
日本のように家庭の主婦が全権を持っているのを知れば、海外の見方が変わるかもしれませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 疲れる | トップページ | 本日多用 »

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

カテゴリー

  • アニメ・コミック
  • ウェブログ・ココログ関連
  • グルメ・クッキング
  • スポーツ
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • 住まい・インテリア
  • 心と体
  • 携帯・デジカメ
  • 文化・芸術
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 経済・政治・国際
  • 芸能・アイドル
  • 趣味
  • 音楽
無料ブログはココログ
フォト

ウェブページ