気になる数字
今年の韓国の1~4月の出生数が8万人あまりで、昨年同期に比べて1万人以上減少したという。ここから推計すると、年間の出生数は25万人を切るのではないかとみられている。昨年は26万人あまりだった。
2002年から2016年まで、年間40万人を切ることはなかった。2017年に40万人を切り、2020年には30万人を切った。そして昨年が26万人ということで、その減少が急激であることに驚く。もちろんコロナ禍で結婚も妊娠も減るという事情はあるだろう。だからこれが一時的かどうかはこれから二、三年様子を見なければわからない。
とはいえ、韓国の出生率は世界で唯一1.0を切って0.89だった。少子化が問題になっている日本でも、コロナ禍の中で1.3だった。今のままならたぶん韓国の今年の出生率はさらに大きく減少するだろう。
韓国の若者が社会不安に直面し、就職が困難で結婚も出来ないと嘆いていると報じられているが、仕事も無く、今日食べる食事もままならない国でもこどもはそれなりに生まれている。韓国だけが突出して出産率が低いのはなにか韓国特有の理由があるのだろうか。どんな見えざる神の手が働いているのだろうか。この数年の激減と文在寅の政権時代が重なるのは偶然だろうか。私は偶然ではないと思う。
日本は他山の石と等閑視することなく、分析して対策の一助にできるのではないか。
韓国は、この五年間で15兆円あまりの少子化対策を行ったそうだ。対策が無意味だったのか、対策しなければもっとひどいことになったのか。それが知りたい。
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