強い
二十年くらい前の古い囲碁ソフトは、最強の設定にしても田舎の初段以下のレベルだから、たいてい勝てる。たくさん打ったのでうち癖のようなもの、つまり弱点がわかってしまって、ただ勝つ快感を味わうためだけに対戦していた。とうぜんながらそれもいささか飽きてきた。
もう一本それより少し強い囲碁ソフトをもっていたのだが、これはやたらに考える。思考時間の最短が一分で、その一分に設定すると一分きっちり考える。考えるまでもないところでも考える。私は直観打ち(だから強くならない)なので待つのが嫌いである。
新しい囲碁ソフトを買った。新しいといっても十年ほど前のソフトで1500円。それでも最強設定は六段格と書かれている。このソフトはほとんど瞬時に着手する。設定は、弱い、やや弱い、標準、やや強い、最強の五ランクあり、今は標準を相手にしている。ほぼ初段格かと思う。どんどん攻めてくる。守りより攻めてくる。こちらもどんどん攻めるから、どちらかの大石が頓死して投了になるケースが多い。
今のところ三回から五回に一回しか勝てない。負けたときは途中まで戻してどこが敗着だったか検討する。どうも今までの弱いソフトとの対戦で悪い打ち癖が染みついているようだ。とにかく今度のソフトは速くて強い。十年前のソフトでこんなに強いのだから、最新のものはどれほど強いのだろう。
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