なにから先に
現役時代、その日にやるべきことを朝、メモに書き出すのを習慣にした。夕方、片付いたことを棒線で消すのが楽しみだった。その時に心がけたのは、苦手なこと、やりたくないことから片付けるということだった。いやなことから片付いていけば、あとが楽である。
食べ物は古いものから食べることになる。新しいものから食べていると、古いものが残って無駄になるからだ。だから食べ物は乾物のように日持ちのするものはべつにして買いだめしないようにする。そうでないといつまでも古いものばかり食べなければならない。
本や、録画したドラマや映画も、うっかりすると溜まりすぎてしまい、意識して消化しようとするのだが、その時に古いものから片付けるか、新しいものから片付けるか、迷う。以前は古いものから片付けていたが、結局追いつかないから新しいものには手が届かない。
そこではっと気がついた。読みたいもの、観たいものから読んだり観たりすればいいのだと。そうすれば自然とそれほど読む気がしなかったもの、観たくならなかったものが残されていくのであって、それが限られた時間の中で最善なのであった。どうしていまごろそれに気がつくのかなあ。
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