風が気持ちよかったので
昨日は気分が乗らないので、読書を休止してぼんやりした。映画を観る気持ちはあったのだけれど、風が吹きぬけて室温は29℃弱から上がらず、まことに気持ちが好い。映画を観る時は窓を閉め、音量を大きくして遮光カーテンを閉めて暗くして観る。こういう好い風のときは窓を閉めるのがもったいない。
そこで音楽(ピアノ曲など)を聴きながら画集を眺めたり、世界遺産(中国版)の写真集を眺めたりしていた。この写真集(全四冊)はけっこう高かった。子供たちも手を離れ、多少のゆとりも出来るようになった自分へのご褒美に買ったものだ。定年後に、ここにある中国各地の世界遺産のどれだけを訪ね歩けるかと楽しみにしていたのだけれど、残念ながらこの十年で、どんどん中国が遠くなってしまった。すでにもう新たに中国へ行く気にはならない。かなりブログに悪口も書いているから、今行くとあぶない。
それにこの写真集にあるような場所の多くはたぶん中国人観光客がひしめいているはずだし、土産物店だらけになってしまっているのではないかと思う。それでは中国悠久の歴史を彼方の空に想起して、時間と空間を想うという旅の楽しみも味わうことが出来ないにちがいない。それなら写真集をゆっくり眺めて細部になにかを発見する楽しみを楽しむ方がいい。金もかからないし。
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