不謹慎ですが
昨晩の参議院選挙の結果速報は不謹慎ながら、いつも以上に面白かった。本音を言えば泡沫党は退場して欲しいと思っていたが、全国を合わせればそれなりの数になるのはやむを得ないことのようで、しぶとく生き残った。私の信条から、左派の衰退は期待通りに推移したように見えたが、これも最終的にはそこそこ善戦しておさまるべきようにおさまったようだ。与党が勝ちすぎることに国民が多少のブレーキをかけたのだろう。
民主主義のだいじな行事である選挙は、建前としては民意が反映されたものであり、その結果を否定して民主主義を謳うのは自己矛盾である。社民党の福島党首の選挙結果に対しての強弁は、新潟での森ゆうこ氏の敗戦にうろたえてのこととはいえ、現状をまともに認識が出来ていないことを露呈して、これでは衰退消滅は仕方のないことだと改めて感じさせた。それでもなんとか政党要件は確保したようだ。
韓国は、自民党の圧勝を、今後の日韓関係の改善に期待できると報じているらしい。どうしてそう言えるのか理解しかねるが、たぶん岸田首相は与しやすい首相だから、つまり韓国から見れば甘ちゃんだから、いままでのことはなかったことにしてうまいこと出来るぞ、という見立てをしたものと思う。それなら岸田首相も嘗められたものだ。もしその見立てが違うと反日になるかもしれない。期待通りに岸田首相が動くかもしれず、そうなると衰退する韓国に日本が巻き込まれてますます日本も衰退しかねないのが心配だ。岸田首相にはそういう甘いところがあるらしいことについてはかねてから一部識者の指摘もある。
中国は韓国以上に冷静に見ていることだろう。日本人というのは全体としてどういう世界観なのか、見立てどおりだなと思ったかもしれない。硬軟織り交ぜた攻勢が強まることだろう。こわい、こわい。
そういえば、安倍元首相の不慮の死についておかしなことを言った小沢氏の地元、岩手で、小沢氏が応援した立憲民主党の候補が敗れ、三十年ぶりだかで、自民党が議席を奪還した。小沢氏の舌禍が直接影響したとは思えないが、彼の衰退の象徴的な結果かも知れない。
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