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2022年7月16日 (土)

日韓関係修復について

 以下はある人からいただいたコメントに応えたもの。(私はコメントについては「ですます」で書く。)

 

 日韓関係がギクシャクしているのは、韓国政府やマスコミのせいであって韓国国民は別だ、などとよく言います。
それもそうだという気もしていたのですが、最近はそれが別とは思えなくなりました。
韓国とは無理に関係修復しても日本には得るものがない(修復したら却ってマイナスの気もします)とおもえるので、このまま縁の薄い状態を続けてもかまわないと考えています。
岸田首相や林外務大臣は関係修復が正しいことだと思っているようで心配です。

 

 二十世紀初めに日本が韓国を併合して以後、一世紀以上が経過したが、韓国がどう思っているかどうか別にして、日本は結果的に莫大な損失を受けることになった。韓国を併合したことは間違いだった。歴史的に正当であるかどうか以前に、愚かなことだった。そこに権益を期待した者たちがいて、彼らはそれなりに利益を上げたのかもしれないが、日本国および日本人全体としては大損害を受けて、精神的なものを含めれば、今も受け続けているといっていい。間違ってはいけない。損害を与えているのは韓国ではなく、日韓併合を強行した者たちによって、である。

 

 損得で論じるべきことではないかもしれないが、その認識がないと再び、そして三度同じ失敗をすることを危惧するのである。日韓の関係を修復する、という時、日本と韓国は同床異夢であって、過去繰り返しの経験から見ても、その折り合いは必ず日本が譲歩するだけに終わると思うからだ。まず日韓関係を修復する必要が本当にあるのかどうか。すでに修復が正しいと決めつけているかのように見える岸田首相や林外務大臣に懸念をおぼえている所以である。

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コメント

今より、もう少し縁の薄い関係が最良の日韓関係であり、日本にとっての関係修復と思います。
当時としては、優れた職場であり、利益を受けた「軍艦島」を地獄のようなに平気で言う人たちとは、仲良く付き合う必要はないと思っています。

けんこう館様
貴ブログでの意見を以前から拝読していて、同じような見方だな、と思っていました。
安易に関係修復という名の譲歩を進めようとする人間を見るとうんざりしますね。

こんにちは
わたしが通った大学の友人で、日朝関係史を研究していた人がいるのですが、彼女(女性です)に言わせれば「日朝の歴史は古代を除いて没交渉と相互侮蔑との繰り返しの歴史だった」と断言していました。そもそも百済の滅亡と統一新羅成立以降、特に遣新羅船の途絶以降ですが日本は朝鮮半島との交流を一部民間ベース以外抑えてきたそうです。江戸時代の朝鮮通信使は日朝の友好の架け橋だった、などという生ぬるい意見もありますが、これも実際現場では日朝の担当者同士の罵り合いだったそうです。
また、彼女は「統一新羅以来日本は1000年以上朝鮮を侮蔑し続けてきたし、向こうもそうだった。だからそう簡単にこの関係が修復されることはないだろう」とも申しておりました。それを踏まえればけんこう館さんのご意見の通り縁の薄い関係が一番だろうと思います。
では、
shinzei拝

shinzei様
一度折り合いがついたように見えたことが繰り返し繰り返し蒸し返されてひっくり返されてきましたから、もうそういうことはしない、という確約が必要ですが、その確約もひっくり返されるでしょうね。
冷たいようですが、韓国は日本以上にこれから国難に陥るようですから、とことん困り果てて全面的に白旗をあげるのを待つしかないと思います。
ただ、そうなったらなったで、日本のせいにするかもしれませんね。
また元に戻るだけでしょうから、関係を深めないのが一番で゛す。
だからスワップを結ぶなど論外なのですが・・・。

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