源義朝公廟所
今回が知多行の最後。野間大坊というところに立ち寄った。ここには源頼朝、義経兄弟の父親である源義朝の廟所がある。
こんな看板は今までなかったから、大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』を受けてのものだろう。
野間大坊本堂。
源頼朝がこの野間大坊に五重塔を寄進したらしいが、焼亡して今はない。
廟所の前の石碑。
看板にあるとおり、源義朝は平治の乱で平清盛に敗れ、東国へ落ち延びようとする。途中立ち寄ったこの野間の地を治める家臣の長田氏を頼ったが、裏切りにあって暗殺される。
これが源義朝の墓。
墓に奉納され積み上げられているのは小太刀を模した板きれ。義朝は風呂に入っているところを襲われた。「もし木刀でもあれば、むざむざ討たれなかったのに」と怨みの言葉を残しているので、それを慰めるために小太刀を奉納するのである。
廟所にはいくつかの塚がある。その一つがこれ。
池禅尼の塚。平清盛の義母で、殺されようとする頼朝や義経の命を助けた。頼朝がその供養にこの塚を建てたという。他に一緒に殺された忠臣や、織田信孝の塚もある。
こんな木っ端が五百円とは法外な・・・。まあ気持ちの問題なのだろうが。
これにて知多行報告はおわり。
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