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2022年8月 5日 (金)

内田樹『知に働けば蔵が建つ』(文春文庫)

 あたまのネジが緩み始めると、内田樹を読む。そのレトリックに富んだ文章は、慣れると快感である。もともと彼がブログに書いたものをまとめたりそれを元にして書き直したりしたものが多いから、読み手との距離も近くて、しかもさいわい私の思考とリズムが合うのもありがたい。

 

 気がついたら文庫から新書、ハードカバーを併せて百冊前後の本が溜まっている。そのうち少なくとも三分の一は再読した。この本も再読で、政治的なスタンスには違いがあるものの、人に読むことを勧めてもいいと思う本だ。とにかくものを考えるのには多少テクニックも必要で、受けた情報を鵜呑みにしていてはオリジナルな思考は出来ない。内田樹は意外な切り口で物事を解釈して見せてくれる。知的な楽しみを味あわせてくれる。彼の本には少し読みにくい本や政治的な本もあるから、それさえ選ばなければたいてい知的楽しみを楽しめるはずだ。

 

 ところで、メインで使用しているノートパソコンのキーがおかしくなってしまい困っている。キーボードにコーヒーや牛乳やジュースや味噌汁を飲ませた覚えはない。公私にわたって長年ずいぶんたくさんのパソコンを使ってきたけれどこんな道化たキー動作を初めて体験した。

 

 ときどきキーを二度打ちしたみたいに「と」と打つと「とと」とか「ぬ」と打つと「ぬぬ」とかなる。とくに濁音キーがひどい。たとえば、「だ゛゛くおんきーがひど゛い」と打ち込まれる。その都度訂正しなければならないからわずらわしいことおびただしい。最近は濁音キーを押したのに濁音にならなかったりして、ストレスになっている。ご推察の通り、私はカナ入力である。

 

 NECもパソコン部隊に中国資本か入ったせいか(そう聞いた記憶かあるが詳しいことは知らない)、東芝のダイナブックやDELL並みにお粗末になったようだ。そのダイナブックだってDELLだって、しばしば不具合はあったがキーボードはまともだった。入力装置がまともでなければパソコンは使いようがない。

 

 そろそろ外付けのキーボード(手持ちあり)を使うしかなさそうである。なんでこんな目に遭うのか、無性に腹が立つ。大事なものが入っているから修理に出すわけにはいかないのだ。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

彼の書を読んだことは無いが武道家として聞き及んだことがあり、経歴が波乱万丈だった事を記憶している。
東京都立日比谷高等学校に入学したが高校2年で成績が学年最下位になり、のち品行不良を理由に退学処分を受けた。家出してジャズ喫茶でアルバイトをするが、生活できなくなり、数ヶ月後に親に謝罪し家に戻ったという。1968年10月、大学入学資格検定に合格。1969年東京大学入試中止の年に京都大学法学部を受験して不合格。駿台予備校を経て1970年4月、東京大学教養学部文科III類に入学し1975年3月、同大学文学部仏文科を卒業。
 さて、ノートパソコンだがOFF状態で細部に亘るキーボ-ドの掃除(爪楊枝で)をお勧めしたい。

虹の囁き様
ウィキペディアの情報、ありがとうございます。
彼は私と同じ1950年生まれ、つまり学生運動の盛んなときで、彼は学生運動に走って高校へ行くのをやめてしまいました。
結果的な退学です。
ただ共産主義者でもなく、アナーキストでもありません。
もし彼の本を読んでいないなら、試しに読んでみても面白いですよ。
最近のものより、少し前のもののほうがよろしいかと思います。

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