最近なので
高校生、大学生の時代には、文芸雑誌や、世界や日本の文学全集を読み散らしていたが、とてもじっくり読んだとはいえない。就職して現役時代は、それなりに一生懸命仕事をしたから、読むのはミステリーや時代小説などの娯楽小説が多かった。五十を過ぎて子供にも手がかからなくなり(事情があって男手一つで子供二人を育てた)、中国に関連する歴史書や古典を読むようになった。併せてまとまった時間があるときには一人で中国に行ったりした。子供たちと三人で行ったことも二度ほどある。
六十でリタイアし、しばらくは中国関連の書籍を読むことが多かったが、この七八年、古本屋でかき集めた近代の小説や文芸評論を読むことが増えている。そういうわけで文芸評論についてはかじり始めたばかりであるが、思ったより面白い。近代小説の読み方が多少進化したように自負している。わかることが増えるとさらに新しいことを知ることができるという楽しみを楽しんでいる。
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8/2多木浩二『雑学者の夢』(岩波書店)のコメントをご参照
投稿: 虹の囁き | 2022年8月 7日 (日) 14時21分