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2022年8月28日 (日)

何流国か

  昨日書いた「逆風」という拙ブログに、「一流国ってなんでしょうか?」というコメントをいただいた。私なりのお答えをしたつもりだが、答えになっていないと思われたかもしれないので少し考えてみた。

 

 その国が一流か二流か三流か、はたまたそれ以下かというのは、そもそもその国の人が決めるものではないのかもしれない。自分で一流だ、という人間は二流以下であることが多いものである。

 

 日本が何流かと問えば、北朝鮮や中国ならよくて二流、たいてい三流以下だと答えるかもしれない。それほど海外へ行ったわけではないし、こちらは観光で行くから向こうは歓迎の意味で持ち上げてくれるから、割り引いて考えなければならないとはいえ、日本の評価は思っている以上に高いのを感じる。一流か、一流並み、程度には評価してくれているように思う。

 

 日本人が日本を何流と考えるかは、甚だしく違うようだ。たいていの国は自国にプライドがあるもので、自国をあしざまに言うひとは少ないものだが、不思議なことに日本ではあしざまに言うのが正義だと信じるのが流行のようだ。日本が差別だらけの国だ、とか、政治は間違いだらけで庶民は苦しめられている、とか、自分が弱者であると標榜するのが流行(はやり)のようである。

 

 なにごとも相対的なものであり、格差の甚だしい国と較べれば日本は平和で暮らしやすい国だし、問題点を列記していけば問題だらけの暮らしにくい国に見えるのだろう。見解の相違が甚だしいようで、と私はコメントに書いたが、基準をどこに置くかで全く異なることを改めて感じた次第である。

 

 私は生活に困っていない。たぶんめぐまれているから脳天気なのだ、と見られるだろうし、それはそれで仕方がないことだ。

 

 問題は格差にあり、それを解消するのが正義の味方の目指す正しい政治、ということなのだろうが、みんなが豊かになれた時代は望んでももう来ないと思うので、つまりみんなが貧しくなることを目指すことになる気がする。私は食べていけさえすれば、それならそれで別にかまわない。

 

 安倍政権の成果を批判して糺弾している立憲民主党が政権をとったら、そのような国を目指すことになるだろうから、世の中が今より生活が良くなることはまずないだろうと確信はしている。今の岸田政権であっても、その不定見さが危うく思えてならないのに・・・。今のままでも日本は自他共に評価が三流国以下になってしまうようで心配だ。つまり日本はますます貧しくなっていくだろうということだ。今までのところ、貧しくても評価の高い一流国、というのは見たことがない。

 

 そんな日本がアフリカに四兆円を投資するというのだから、岸田さんも中国と張り合って大ばくちを打ったものだ。その金がどこの誰に流れ込み、どう使われたか、ちゃんと把握できるのだろうか。やってしまう金ではないのだ、という言い訳はあるだろうが、はて、貸したとしても還ってくる当てはあるのか。食糧確保のためだというが、半分でも食糧自給の方策に回したらどうかと思うのだが。

 岸田さんも一流国の一流指導者のつもりなのであろう。

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コメント

何だかなぁ?
言葉として書いた以上、それなりの解釈があったと思うので、それを聞きたかった。残念!
見解の相違ではなく単に一流国ってどういう事かなんだけど。
まぁ、個人のブログだから論点を変えてもしょうがないか。
批判をしてる自分を一流だと思ってませんか?

北の誉様
自分を一流だと思ったことはありません。
私が自分を一流だと思っている、と思われたことがいささか心外です。

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