トロッコ列車(3)帰り
宇奈月から欅平まで片道約一時間二十分である。行きは景色を見ることと写真を撮ることに半々の傾注をした。トンネルが多いし、柱や電柱など、視界を邪魔するものが結構あるので、ゆっくり写真を撮れるところは案外少ない。その代わり、帰りは景色を見ることに重点を置いた。この鐘釣の駅ではちょっとしたスイッチバックを体験できる。
鼠返しの断崖。オーバーハングした一枚岩だそうだ。往きでは撮れなかった。
雲行きが怪しいな、と思った途端に雨が降り出した。座席の三分の一ほどが雨に濡れた。
黒部川と合流して、川幅が広くなった。
ダム湖。
最後のダム湖。宇奈月ダムのダム湖だ。もう宇奈月は近い。
さいわい宇奈月ではほとんど雨は上がり、折りたたみの傘があったので濡れることはなかった。早めに宿に入り、湯につかって缶ビールを開けた。
これにてトロッコ列車の旅は終わり。
本日は防災の日。午前中は心身共になんとなく不調だったが、夕方になってようやく定常に戻った。引きこもりの日々を送っているので、久しぶりに遠出をすると、思った以上に疲労するようだ。次もなるべくゆとりのある行程で出かけようと思う。
ところで名神や東海北陸道など、我が家から遠出するときに使う周辺の高速道路がこれから軒並み集中工事になる。よくよく確認しないと無駄な時間を取りそうだ。出かけるな、ということか。
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