欅平(2)
祖母谷川の河原まで降りる。階段の段差の深さは、やや深いとはいえそれほどのこともないのに、降りるごとに自分の重さの衝撃で膝が激しく痛む。杖があったら少し楽かもしれないなどと思う。父は九十過ぎても杖など必要としなかったし、母の足元が危ういからと、嫌がる母に私が無理に杖を持たせたのは八十を過ぎてからだった。その私がまだ七十二だというのに杖が欲しいと思ったのだ。とはいえ杖があると写真を撮るのに邪魔である。痛みは一時的なのか、これからずっとこんな風なのか。
堰堤から落下する水が滝のようである。そばで見て初めてわかる。
上を見上げれば、さっき渡った橋が見える。この高さを降りたということだ。
アップにしたら橋の上の人の姿が見えた。
足湯がある。若い人たちが入っていた。
欅平の看板。滝はこんな風に見えている。
少し引いて全体を撮せばこうなっている。
予約していた列車の時間までもう一時間あるが、猿谷峡谷まで歩く気力がなくなったので、駅に戻り、一つ前の列車に変更してもらった。我ながら情けない。
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お邪魔致します。
ママりん♪と申します。
どれも素敵な画像ですね。
階段の上り下りは、膝痛を起こしていらっしゃるとの事で
お辛かった事でしょう。
それでも、頑張って降りてみて発見する事もあったのでは
ないでしょうか?
痛みをおしてまで頑張って降りた甲斐があったり~、、
滝も水しぶきが上がって迫力がありますよね?
音が聞こえてきそうな感じです。
また、お邪魔したいと思います。
投稿: ママりん♪ | 2022年9月 1日 (木) 23時26分
ママりん♪様
ありがとうございます。
わたくし、いささかウエイトオーバーなのですが、下りは苦にしませんでした。
降りれば登らなければならないのにどんどん下って後で後悔することが多いのですが、膝痛で下りもつらいというのは残念です。
滝を見るのが過ぎなのに、これではアクセスの良いところしか行くことができません。
膝痛がおさまったら、マンションの階段を上り下りして少し鍛え直そうかと思っています。
投稿: OKCHAN | 2022年9月 2日 (金) 06時10分