次回に立つ
ボリス・ジョンソン前首相は、トラス首相引退の後の与党保守党の党首選に立候補しないと表明したようだ。機を見るに敏なこのひとらしい判断で、もし立候補すれば保守党が分断されて混乱が生じ、自分が采配をふるうことが出来ないとわかっているのだろう。そうなるとほぼスナク元財務大臣が新しい党首になる。はたしてその手腕はどうなのか私は知らないが、もしイギリスの現下の困難を解決する能力があればイギリスにとって幸いである。
しかし、ジョンソンはたぶんスナクもその任に堪えないと見ているように思う。そうなると再びトラス現首相のように引きずり下ろされる公算が大である。そして多くの保守党議員がジョンソンの出馬を乞うような事態が招来することになる。そうなれば分断は起きにくく、政策の遂行がしやすくなる。いま立候補するよりもそのほうが好いのは決まっている。
こんなことは誰にも言えることだと思うが、いまそのように予測したことを書き留めておこうと思う。もちろんスナク氏が予想外の成果を上げれば話は別である。結果は遠からず出ることだろう。
朝、立候補断念のニュースを観て、このブログを書いて、昼用にしようと思っていたら、そのあと見た立候補断念のスピーチで、まさに上に書いたようなことをジョンソンが言っていた。言うから反発を受けるのだから、言わなければ良いのに。
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